第一章 ~マール星~ 七話 「全員敵?」
ラインとバウスが見た窓の外の光景。
それは、普通の住民がいない、メカチャオの大群。
明らかに、ライン達の方を向いて狙おうとしている。
ライン「くそが・・・・・・・・・・」
ラインは歯軋り(はぎしり)をした。
すると、ラルド達が立ち上がった。
ラルド「この様子だと、全員が敵・・・・・・・・・」
マッスル「でも、全員ロケットのパーツを持っているとすると・・・・・・・・」
この時ナイリアは、ゆっくりと外へ出て行った。
ライン「全員倒さなくきゃいけないのか・・・・・・。」
マッスル「しかも、丈夫そうで中々簡単には倒れてくれなさそうだ。」
ナイリア「そう?簡単だったけど・・・・・・・・・」
畳部屋の入り口に、二匹のチャオを連れたナイリアが言った。
ライン「はぁ!?だった、って何だよ?しかもその二人は・・・・・・」
ナイリア「今外で、おじさんがメカチャオに襲われたから、メカチャオ倒したよ。」
バウス「弱いのか・・・・・?」
バウスは、微妙な表情を浮かべた。
ナイリア「まぁね。」
ナイリアは微笑しながら言った。
ナイツ「僕でも行けそうかな?」
ナイリアはうなづいた。
ライン「で、ナイリアが連れてきたお二人って言うのは、町長とその仕えだな?」
そう、ナイリアが連れてきたのはこの町の町長と、その仕え。
町長「いやぁ、助かりました。ありがとうございます。」
町長は、軽く御辞儀(おじぎ)をした。
ライン「んで、何で襲われていたんだ?」
町長「分かりません・・・・・・私が襲われそうになった時、この仕えに手をとられて走っていたところを、一人の女の子がメカチャオを倒し、倒してくれたのです。」
ライン「・・・・・・・・・・そりゃ大変だったな。少しの間、この家に泊めてやってもいいぜ。」
町長「本当ですか!?ありがとうございます!」
バウス(ワシの家・・・・・・・・・)
マッスル「全員倒せば良いんだな?」
ライン「じゃあ、行こうぜ。」
そして、町長と仕えを残し、全員は家の外に出た。
続く