☆★☆少しずつ★☆★

バイオドラゴンは羽を失い、飛べなくなってしまった。

シャドウ達は、構えた。

羽を燃やされたバイオドラゴンは、やや怒り気味だ。

シャドウ「必ず何処かにダメージを与えられるはずだ。」

ゼロ「ああ。」

ゼロは、アーマーの機能で弱点をサーチし始めた。

バイオドラゴン「グワアアア!」

バイオドラゴンは、シャドウ達を踏み潰そうとした。

シャドウ「カオス・コントロール!」

シャドウは、全員をカオス・コントロールの光に巻き込んで、全員をバイオドラゴンの後ろに行かせた。

しかし、バイオドラゴンはすぐに反応した。

バイオドラゴンは、尻尾で全員を払い飛ばした。

なんとか無事だったようだが、シャドウは壁に叩きつけられ苦しんでいる。

すぐさまバイオドラゴンを振り向いて、炎を吐く体制に入った。

ゼロ「あと少しでサーチが終わると言うのに!」

その時、バイオドラゴンの後ろで鈍い音がした。

バイオドラゴンが振り向くと、マッスルとソニックが立っていた。

マッスル「俺たちだけ休憩なんて、やってらんねえぜ。」

ソニック「あぁ、さっさと倒しちまおうぜ。」

そして、マッスルとソニックはシャドウ達のもとへ来た。

その間にシャドウは立ち上がり、カオススピアを放った。

カオススピアは、バイオドラゴンの羽の根元だった部分に当たった。

バイオドラゴン「ギャアアアアアアオォォア!」

ゼロ「今の攻撃でサーチが早まった!弱点は羽があったところの根元の部分だ!」

ナイツ「風圧弾!」

ナイツは、小さな風の塊を羽の根元に沢山放った。

エイリア「水圧弾!」

エイリアは、小さな水の塊を羽の根元に沢山放った。

二つの塊が混ざって、湿った重い風の塊が沢山当たる。

バイオドラゴン「ギャアアアアアオ!」

シャドウ「よし、効いているぞ!」

バイオドラゴンは、後ろを気にし始めるようになったので、容易に後ろに回りこめなくなった。

マッスル「後ろなんか気にしたって、無駄だぜ!」

マッスルは、気烈破滅弾を放った。

気烈破滅弾は、マッスルの意志どおりに動くので回りこまなくても、技のみが回り込む、という考えだ。

そして、少しずつながらも、羽の根元を狙う事によってダメージを与えつづけている。

スピードが速いものは、高速で回り込んで攻撃。

スピードが遅いものは、マッスルの気烈破滅弾に気を送り込んでパワーアップをさせる。

凄まじいチームプレイに、バイオドラゴンも苦戦している。

バイオドラゴン「ギャアオ・・・・・ギャアアアアオ!」

ゼロ「ん?」

ゼロのア−マーの、サーチ機能が反応を始めた。

ゼロ(なんだ?)


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第151号
ページ番号
72 / 80
この作品について
タイトル
シャドウの冒険2
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第132号
最終掲載
週刊チャオ第157号
連載期間
約6ヵ月9日