第8章 5 最後の王

ラルド「やはり、エンドレススペースロードとやらと、この重力球は次元は繋がっていたか。」

シャドウ達は、先程まで通れなかった通路を通りきる事が出来た。

水をイメージしたかのような壁と床の部屋だった。

水色で、所々に泡までかかれている。

そして、立方体の部屋で、シャドウ達が出てきた場所から見て、右側に先に続く通路があった。

シャドウ「・・・・・ここの部屋には何も無いのか?いや、何か気配を感じるぞ。」

ゼロ「出てこい。隠れても無駄だ。」

???「フハハハハハハ!!主等に勝ち目はなし!」

そこには水色の、ムーンチャオのような光点を持つニュートラルノーマルのチャオがいた。

エイリア「何か、いかにも水中戦が得意って感じがするんだけど・・・・・・・・・・・」

???「その通りだ。が、主等程度に水中戦でなくとも勝てる。」

ソニック「で、お前は誰だ?」

テンオウ「我が名はテンオウ。ラストオウとも呼ばれる。」

ナイツ「テンが付くチャオの一番強いチャオ・・・・・・・・!」

シャドウ「時間が無い。さっさと終わらせて貰うぞ。」

シャドウは、槍を構えた。

ラルド「シャドウ、ここは私に任せろ。」

一同「!!」

ラルド以外、勿論テンオウも相当驚いた。

ナイリア「えっ、何でラルドだけで・・・・・・・・」

ラルド「大丈夫だ。シャドウ達は、速く行って怪物の復活を阻止しろ。」

シャドウ「ああ、ありがとう、ラルド。」

ゼロ「な、シャドウ!いいのか!」

ゼロは疑がっている様子で言った。

シャドウ「ラルドなら大丈夫だ。信じろ。せっかく作ってくれたチャンスだ。」

そして、ラルドを残してシャドウ達は通路へ走っていった。

すると、いきなりラルドはテンオウをすごいスピードで蹴り飛ばした。

テンオウ「我、効かぬ。」

ラルド「これくらいで効いてもらっちゃあ、こっちも困るんでね。」

テンオウ「はあっ!」

テンオウも、ナインオウ以上のスピードで殴りかかってきた。

ラルド「はっ!」

一瞬、テンオウがラルドをすり抜けたようにも見えた。

しかし、テンオウの腹には拳の跡があり、テンオウは腹をおさえている。

テンオウ「ふ・・・・・なかなかだ。」

ラルド「さぁ、これからが本番だよ!」


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第145号
ページ番号
60 / 80
この作品について
タイトル
シャドウの冒険2
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第132号
最終掲載
週刊チャオ第157号
連載期間
約6ヵ月9日