第8章 6 ラルドもまた・・・・・

ラルドとテンオウの勝負は続いていた。

テンオウも攻め始め、激しい攻防を繰り返している。

ラルド「やるねぇ。」

テンオウ「お主も、予想以上!」

ラルド「じゃ、そろそろ・・・・・・・サイド・エネルギー!」

テンオウ「こちらも、気弾!」

ラルドは、両手から気のレーザーを出し、テンオウは、片手から気の球を連発している。

二匹の距離は、数十メートルくらいだが、だんだん近づいてきた。

だんだん気は圧縮され、爆発を起こした。

ラルド「あぁ~あ、やっぱ駄目だね。」

テンオウ「何!我の攻撃を侮辱するか!?」

ラルド「違うよ。アンタ自身が弱いんだよ。」

テンオウ(滅殺!!!)

テンオウは、両手から気弾を連発した。

ラルド「弱いって言ってるでしょ!」

ラルドは、馬鹿でかい気烈破滅弾を出した。

全ての気弾を吸収し、テンオウに当たった。

テンオウ「ぐおぉぉぉ!こうなったら!」

部屋の通路への扉が全部閉ざされ、水が部屋に溜まった。

そして、部屋は水で埋もれた。

テンオウ(我の得意な水中戦。これで我は負けぬ!)

ラルド(あ~あ、やっちゃった。これでお終いだね。私は・・・・・・・・・・・)

その頃、通路を走っているシャドウ達は・・・・・・・・・

ゼロ「本当にラルドは大丈夫なのか?」

ナイリア「心配だよ・・・・・だって、ラルドだけだし・・・・・・」

マッチョ「奴がいくら強くても、これだけは心配だ。」

シャドウ「ふっ、ラルドを甘く見るな。今までの戦い、全て奴は手加減していたのだからな。」

ゼロ「何!?」

シャドウ「奴は、陸では「風の狼」の異名を持っている。水中では・・・・・・・・・・」

部屋にいるラルドと通路のシャドウが同時に言った。

シャドウ&ラルド「深海の帝王だ!」

部屋では、テンオウが傷だらけになって、マユに包まれ消えた。

ゼロ「深海の帝王・・・・・・・・」

マッチョ「おいおい、それは違うぞ。風の狼と深海の帝王の異名を持っていたのは、昔いた伝説の女チャオ、ルゥだけだぞ。」

ゼロ「聞いた事があるな。確か、ほとんどの相手を一瞬で勝利してしまうだとか・・・・・・・・でも、ある日、姿を消したと言う・・・・・・・まさか!」

シャドウ「そうだ、ラルドの本当の正体は、伝説の女チャオ・ルゥだ。」

そして、通路を渡りきった。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第145号
ページ番号
61 / 80
この作品について
タイトル
シャドウの冒険2
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第132号
最終掲載
週刊チャオ第157号
連載期間
約6ヵ月9日