第8章 3 仲間との勝負

シャドウ「ホーミング・カオススピア!」

ソニック「サマーソルト!」

シャドウのホーミング・カオススピアは、ソニックのサマーソルトで弾かれた。

二匹は、走りながらの凄まじい攻防を続けている。

ソニック「ヘィ、そろそろ疲れてきたんじゃないか?」

シャドウ「この程度では疲れんな。」

シャドウは、走りながら槍を取り出した。

ソニックもまた、走りながら二本の剣を取り出した。

ソニック「どっから取り出してんだ?その槍は。」

シャドウ「ホールボールを知らないのか?背中に取り付けていれば、使いたい時に物が出てきて、使わなくなった時にはそれが吸い込まれる仕組みだ。チャオ星の昔から売っているものだ。大抵の奴はつけている。何故お前は知らない?」

ソニック「くっ・・・・・・・」

シャドウ「それに、お前も付けてるじゃないか。」

ソニックの背中には、薄グレーの球体のものがついている。

ソニック「そ、そんなのあんまり覚えてなかった。」

シャドウ「ふん、お前はソニックでは無いな。何者だ!」

シャドウは、槍からの鋭い衝撃波、スピアショットを放った。

ソニック「俺は、ソニック・ザ・スピードだ!」

ソニックは、剣から飛び出る衝撃波、破壊刃を放った。

二つの衝撃波はぶつかり合い、消え去った。

ソニック「何!俺の破壊刃が、たかがスピアショットに・・・・・・・・」

シャドウ「やはりな・・・・・・・お前はソニックではない。ソニックなら・・・・・・・・・・真・スピアショットと同じくらいの破壊刃を使えるはず。」

ソニック「何言ってんだ、俺は俺、ソニックだ。」

シャドウ「そうか・・・・・・・ならば、終わりだ。」

ソニック「何!?」

ソニックは走りながらも、手を顔の前に交差させ、防御体制に入った。

シャドウ(お終いだ。)

シャドウ「カオス・イレイザー!」


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ聖誕祭記念号
ページ番号
58 / 80
この作品について
タイトル
シャドウの冒険2
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第132号
最終掲載
週刊チャオ第157号
連載期間
約6ヵ月9日