第7章 7 ラルドが恐れるほどの力
ラルド達は、シャドウが戦っている場所まで着いた。
しかし、そこに立っているのはナインオウ。
それに、砂埃が立っている。
ラルド達には、想像もしていない光景だった。
特に、ラルド以外は、昔からシャドウの実力を知っていたので、この光景は考えられなかった。
ナイツ「そんな・・・・・・・」
ナインオウ「次は貴様等だ・・・・・・・・」
ナインオウは、全身に火傷、傷を負いながらも、ラルド達の方を睨んだ(にらんだ)。
エイリア「なんでシャドウが・・・・・・・・・」
ナイリア「負けちゃうの・・・・・・・?」
ナインオウ「行くぞ!!」
ナインオウは、走ってきた。
ラルド「待て!!!」
ナインオウは、驚いて止まった。
ナイツ達も、ラルドのこんな大きい声は聞いた事が無かったので驚いた。
ナインオウ「・・・・・・・・」
ラルド「分からないのか・・・・・・・・・?この感じは一体・・・・・・・・」
ラルドは震えながら言った。
そして、シャドウの方の砂埃が晴れた。
そこに、シャドウは立っていた。
目を瞑り(つむり)、無表情でナインオウの方を向いていた。
シャドウ「・・・・・・・・・・・・」
ゼロ「まさか・・・・・・・アレか?」
ナイツ「無心だ!」
ナインオウ「無心・・・・・?」
ラルド「何!?シャドウが無心に・・・・・・・・・?」
ゼロ「何かあるのか?」
ラルド「無心とは、数千匹のうちの1匹だけがなれると言う、完全な強さを持つ状態・・・・・・・・・・それに、無心は無心の滝でしかなれないはず・・・・・・・・・」
ナイツ「でも、シャドウが無心になれるようになったのは、あの大会の前の修行・・・・・・・」
エイリア「そういえば、スピアって言うチャオと一緒に修行したった言っていたから、もしかしたら、スピアが知っているかも・・・・・・・?」
ラルド「・・・・・・・・・」
ラルドは、震えが止まらなかった。
無心のチャオがいる驚きと、目の前にいる無心シャドウの恐ろしさで・・・・・・・・・・・
ナインオウ「無心だからなんだと言うのだ。」
ナインオウは、体全部に気を溜め、シャドウに突っ込んでいった。
しかし、一瞬でナインオウは倒れ、ナインオウの体には無数の切り傷があった。
シャドウは、無心状態から戻った。
シャドウ「終わった・・・・・・・・」
ラルド(なんなんだ・・・・・・・シャドウは一体・・・・・・・?)
すると、突然空からダーククリスタルの声が聞こえた。
ダーククリスタル「白い塔のチャオを全員倒さないと・・・・・・・・・・ここからは出さない・・・・・・・・・・・」
シャドウ「何!?」
続く