第7章 6 野獣

シャドウ「はぁはぁ・・・・・・・」

そして、砂埃が晴れた。

シャドウ「な、何!?」

そこに、ナインオウの姿は無かった。

シャドウ「何処だ!?」

ナインオウ「我は!絶対無敗なり!!!」

ナインオウは、シャドウの横から突っ込んできた。

シャドウ「ぐおっ!」

シャドウは、ナインオウにタックルで倒され、ナインオウが上に乗っている状態になった。

シャドウは手を足で抑えられ、足はナインオウまで届かず、抵抗できない状態にあった。

シャドウ「くっ・・・・・・もう大した魔法も使えない・・・・・・どうすれば・・・・・・・・」

ナインオウ「うおおっ!」

ナインオウは、シャドウの顔面を殴りまくっている。

シャドウ「ぐぅ・・・・・・」

ナインオウは殴るのをやめない。

シャドウ「火の魔法・・・・・・・」

しかし、少ししか火は出ず、ナインオウに火傷も与えられない火力だった。

ナインオウ「我、無敗!!!!」

ナインオウは、手に気を集め、シャドウに向かって大爆発させた。

そして、ナインオウは離れた。

ナインオウ「はぁ・・・・・・ふぅ・・・・・・」

また、砂埃が立ち、シャドウの姿が見えない。

しかし、ナインオウは勝利を確信していた。

その頃、ラルド達は・・・・・・・・

ナイリア「おーい!」

ナイリアが手を振りながら、ラルド達のもとへ戻ってきた。

ナイツ「え、もう倒したの?」

エイリア「無事でよかったぁ・・・・・・・」

ゼロ「どうだった。」

ナイリア「案外、簡単に倒せたよ。自分でもビックリするくらい力が出せたよ。」

ゼロ「それがお前の潜在能力だ。」

ラルド「では、シャドウ達のほうへ行くか。」

マッチョ「えっ、マジで?」

マッチョは、ダークチャオを倒しながら、考えた。

マッチョ「よし。このダークチャオが出てくるところを、岩で・・・・・・・・・・」

マッチョは、高速でとてつもなく大きい岩を持ってきて、ダークチャオの出てくる穴をふさいだ。

マッチョ「これでよし。」

ラルド「中で詰まったりはしないのか?」

マッチョ「知らねえ。」

ナイリア「とりあえず、シャドウの方へ行こうよ。」

ラルド「ああ。」

そして、全員はシャドウの方へと歩いていった。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第144号
ページ番号
53 / 80
この作品について
タイトル
シャドウの冒険2
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第132号
最終掲載
週刊チャオ第157号
連載期間
約6ヵ月9日