第5章 4 両者、強し

ゼロとシックスオウが戦う事になり、二匹は対峙(たいじ)した。

シックスオウ「はあ!」

シックスオウは、突っ込んできて、パンチをしようとした。

ゼロ「俺の範囲内だ!」

ゼロは、カウンターぎみに剣を振った。

シックスオウ「くっ!」

シックスオウは、ぎりぎりで止まった。

しかし地面は、また前に数百メートルえぐれ、シックスオウは吹っ飛んだ。

ゼロ「今だ。」

ゼロは、吹っ飛んでいるシックスオウに飛び込んだ。

そして、剣を思い切り振ろうとした。

シックスオウ「ここは我の範囲。」

シックスオウは、竜巻のような速さで一回転して殴り飛ばそうとした。

ゼロの剣と、シックスオウの拳がぶつかり合った。

すると、ゼロが吹っ飛んだ。

そして、両者は着地した。

ゼロ「ふぅ、手がしびれてるぜ。」

シックスオウ「よく我の攻撃で、力負けをしなかったものだ。」

ゼロ「次は負けないぜ。」

ゼロは、獄門剣の構えをした。

手首をひねり、その手を頭の斜め前に持ってきて、剣を下に向けている。

シックスオウは、右足に全体重をかけ、右手に力を入れている。

お互い、じりじりと間合いを詰めてきている。

ゼロ&シックスオウ(今だ!)

ゼロは、相手の頭を叩き割るような感じで、剣を思い切り振った。

シックスオウは、高速で一回転をし、右手を思い切り振った。

そして、凄まじい力の剣と拳がぶつかり合う。

ゼロ「ぐおおおおお!!!」

シックスオウ「ぬおおおおお!!!」

そして、二匹は吹っ飛んだ。

二匹は着地した。

ゼロ「・・・・・・面白かったぜ。この勝負。」

シックスオウ「・・・・・・我も、ここまで楽しめたのは初だ。」

ゼロ「だが・・・・・・・・」

シックスオウはフラッと倒れた。

ゼロ「俺の勝ちだったようだな。」

シックスオウ(我の回復は・・・・・・・もう追いつかぬか・・・・・・・)

シャドウ「凄まじい力の戦いだった。」

ラルド「先ほどより、力があったんじゃないか?」

ゼロ「ふ・・・・・そうだな。真剣勝負のときは、いつも以上の力がだせるものだ。」

そして、シャドウ達はワープした。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第138号
ページ番号
35 / 80
この作品について
タイトル
シャドウの冒険2
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第132号
最終掲載
週刊チャオ第157号
連載期間
約6ヵ月9日