第5章 2 剣と武術

シックスオウと戦おうとしている、ラルドとゼロ。

シャドウ達は一切口を出さない。

ラルド「ここは私とゼロで戦う。他の奴は手を出さなくてもいい。」

ゼロ「ああ、ここは俺たちに任せて、回復でもしてな。」

二人は、自身満々に言った。

シャドウ「分かった、手出しは無用だな。エイリア、みんなの回復だ。」

エイリア「え、でもいいの・・・・・・・?今までの奴より強いのに・・・・・・・・・」

シャドウ「大丈夫だ。」

シャドウも自信があるように言った。

そして、エイリアはみんなの回復を始めた。

シックスオウ「なんと、我の相手は二人。それでよいか?」

ゼロ「いいから始めるぞ。」

ラルド「私たち二人で十分。シックスオウ、お前からかかって来い。」

やはり二人は自信満々に言った。

シックスオウ「よく言ったな。我の手で消えるがいい。」

シックスオウは、ラルドの懐にすぐに入った。

ラルド(速いな・・・・・・)

シックスオウ「ふあぁ!!」

シックスオウは懐から、ラルドにアッパーをした。

ラルド「カウンター・リバース!」

ラルドは、アッパーした手をつかんで、その勢いを利用して蹴り上げた。

シックスオウ「ぐおっ!」

シックスオウは、上へ吹っ飛んだ。

シックスオウ「我の力を思い知るがよい。」

シックスオウは、落下と共に右手に力を溜めた。

ラルド「衝撃波!」

ラルドはシックスオウに衝撃波をしたが、いとも簡単にかき消された。

シックスオウ「効かぬ!ゆくぞ、はあっ!!」

シックスオウは、落ちてきながら、ラルドに向かって力の溜まった右手で殴りかかった。

ゼロ「ここは、俺の範囲内だぜ。」

ラルドは離れて、ゼロがシックスオウをビーム状の剣、ゼットセイバーできり付けた。

シックスオウ「うがぁ!!」

シックスオウが吹っ飛んだと共に、ゼロの前、100mくらい地面がえぐれた。

ラルド「ナイスだ。」

ゼロ「剣だけの修行も悪くはないな。」

シャドウ「なんだ、今の威力は・・・・・・・・・・」

回復しているチャオ達は、全員唖然としていた。

ラルド「今の技はなんと言う?」

ゼロ「・・・・・・・獄門剣。」

シャドウ「な、何?あれが獄門剣・・・・・・・・」

ラルド「どうした?」

シャドウ「前の数倍近い威力だ・・・・・・・・」

ゼロ「俺も強くなっただろう?俺の範囲内に入った奴は、叩き斬る。」

シックスオウ「ぬ・・・・・・」

シックスオウは立ち上がり、近づいてきた。

シックスオウ「我は負けぬ、我はこのエリアの強きもの!負けてはならぬ!」

ゼロ「でも、お前ももう終わりだな。」

シックスオウ「くはっ・・・・・・・・」

シックスオウは倒れた。

ゼロ「俺の剣は、体に残る衝撃波のダメージが絶大だぜ。」

ラルド「これで、戦力が増えたな。」

シャドウ「僕たちも回復が終わった。次は・・・・・・・」

シャドウ達は次のエリアにワープした。

シャドウ「さて、次はどいつを片付けるか・・・・・・・」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第138号
ページ番号
33 / 80
この作品について
タイトル
シャドウの冒険2
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第132号
最終掲載
週刊チャオ第157号
連載期間
約6ヵ月9日