第四章 4 その夜
洞穴に戻ると、シャドウへの水の魔法が始まった。
シャドウ「・・・・・・・・・・・」
エイリア「水の魔法しても、駄目なのかな・・・・・・・?」
ラルド「いや、体は回復している。後は目が覚めるのを待つだけだ。」
ナイツ「良かった・・・・・・・・」
そして、その夜。
ナイツ、エイリア、ナイリアは寝ている。
ラルド「寝たか・・・・・・・・・・」
シャドウ「僕が自滅で終わるのは、初めてに近い。」
ラルド「目を覚ましたか、シャドウ。」
シャドウ「奴を見くびっていたな・・・・・・・・」
ラルド「奴の力を見せられたからといって、奴の能力がそれだけとは限らない。」
シャドウ「それを僕は間違えたんだな・・・・・・・・・次は負けないようにしなければな。」
ラルド「次は無い。」
シャドウ「何故だ?」
ラルド「私が奴を倒す。お前が次に奴と戦う事は無い。」
シャドウ「ラルド・・・・・・・・勝てるのか?」
ラルド「私の異名を知ってるだろう?」
シャドウ「・・・・・・・・・分かった。お前に任せる。だが、僕も共に・・・・・・・・・」
ラルド「私一人で十分だ。明日は寝ていろ、シャドウ。」
シャドウ「しかし・・・・・・・・・・」
ラルド「はっ!」
トスッと、シャドウの眉間を突いた。
シャドウ「何を・・・・・・・・」
ラルド「明日、私が行くまで気絶していてもらおう。」
シャドウ「くっ・・・・・・・・・」
シャドウは気絶した。
そして、次の日の朝。
ナイツ「シャドウ、まだ起きないね・・・・・・・・」
ラルド「疲れているのだろう。では、私は行くぞ。ナイツ、エイリア、ナイリアは、シャドウについていてくれ。」
ナイリア「え、一人で行くの?」
ラルド「そうだ。」
ナイツ「ラルドが言うならそうしておくけど・・・・・・・」
エイリア「じゃあ、私たちはここにいるね。」
ラルド「倒したら戻ってくる。」
ラルドはそういって、荒野へ向かった。
続く