第二章 4 占い
シャドウとラルドは当たり前の事ながら、一瞬で600m地点に来た。
シャドウ「無いな・・・・・・・」
ラルド「少し前にある黒い家じゃないか?」
二人はそこの家に入った。
シャドウ「中も暗いな・・・・・・」
中は真っ暗で何も見えない状況だった。
???「だぁれ?」
そこにはろうそくで顔を照らしたチャオがいた。
ラルド「あなたがフキッチャか?」
フキッチャ「そうだよ。で、何を占うの?」
シャドウ「卵が盗まれた。あと、仲間を探しているんだが。」
フキッチャ「・・・・・・・」
フキッチャは目をつむった。
ラルド「何かわかったか?」
フキッチャ「ここから北に1km、悪しき者・・・・・・・・」
シャドウ「・・・・・・・・」
シャドウは黙って聞いていた。
フキッチャ「ここから南に13km、良き力が3つ・・・・・・・・」
ラルド「良き力?」
フキッチャ「ここから東に400m、悪しき力・・・・・・・」
シャドウ(悪しき力が二つ・・・・・?)
フキッチャ「ここから西に10km、恐ろしく巨大な力・・・・・・・」
シャドウ「どれが卵を盗んだ奴か分かるか?」
フキッチャ「悪しき力のどっちかだと思うよ・・・・・・・僕のは、占いだからあんまりこういうのは分からないけど、少しだけなら分かる。」
シャドウ「東に400m行こう。」
ラルド「分かった。」
ヒュン・・・・・・・・
そして、一瞬で着いた。
シャドウ「少し暴れているチャオがいるな・・・・・・・・」
つり目の紫のチャオが暴れていた。
ラルド「やめろ。」
ムラ「ああ?このムラ様に指図とはいい度胸だな。」
シャドウ「卵を持っているか?」
ムラ「あ?さっきどっかの家から取ってきたけど、やんねぇぜ。」
シャドウ「大切な物だ。返してくれ。」
ムラ「大切かぁ・・・・・・・叩き割ってやる!!」
ムラは卵を取り出し、地面にたたきつけようとした。
その時ラルドが素早く動き、スライディングで卵をキャッチした。
ラルド「返してもらったぞ。」
ムラ「ひゃはは♪」
ムラはラルドの後ろで首を絞めた。
ラルド「くぅ・・・・・・・」
ムラ「卵はかえしてもらったぜ?ひゃはははは!!」
シャドウ「カオススピ・・・・・」
ムラ「この卵ごと割るのか?」
シャドウ「くっ・・・・・・・」
ムラ「ひゃはははは!!!」
ラルド「黙ってやられておけば調子に乗って・・・・・・・」
ドスッ!!
ラルドはひじうちをした。
ムラ「ぐおっ!?」
ムラは卵を落とした。
ラルド「くっ・・・・・取れない・・・・・・」
卵は地面に落ちそうだ。
その時、卵からチャオが出てきた。ダークよりの・・・・・・
???「ふあああああ。あれ、ここ何処だ?」
シャドウ「生まれた・・・・・・・・」
???「あ、シャドウ。あいつ倒したのか・・・・・・すごいな。」
シャドウ「ん?誰だ?」
ダーライ「俺だよ。ダーライだよ。ま、前の記憶があるからちゃんと覚えているけどな。」
シャドウ「ダーライ・・・・・・」
ムラ「で、こいつを殺しちゃうのかな?」
ムラは、殴りかかろうとしている。
ダーライ「よっと。」
ダーライは軽く避けた。
ムラ「ガキがぁ・・・・・・・」
ダーライ「前の10分の1しか力が出ないけど・・・・・・・ま、お前ごときなら余裕だな。」
シャドウ「ダーライはまだ動かない方が・・・・・・・」
ラルド「賛成だ。その前に・・・・・・・衝撃波!」
ムラ「ぐはっ!」
・・・・・・・・・・そして、ダーライはマッチョの元へ預けられた。
マッチョ「ま、元に力に戻すために鍛えてやるから。」
ダーライ「お願いする。」
シャドウ「次は北だ。」
ラルド「分かった。」
続く