第7章 最初の島 58 ナイツ編 偽りの実力 クロウド
ナイツ「僕だけ負けるってのはないようにするよ。」
クロウド「俺に勝つ、と言うのか。そして、他の奴らも全員勝つ、と?」
ナイツ「少なくとも他のみんなは負けないよ。僕は分からないけどね。」
クロウド「仲間を信じる・・・・・・・か。いいだろう。かかって来い。」
ナイツ「空中回転かかと落し!」
パシッ!
クロウドは普通に片手で足をつかんだ。
クロウド「勝てんぞ。お前では。」
ナイツ「いいや。勝つよ!」
ナイツは、足を捕まれたまま空へ飛んだ。
クロウド「叩き落すつもりか?」
ナイツ「そうだよ!行くよ!」
ビュン!
ナイツはものすごい速度で落下していった。
クロウド「うおお!」
クロウドは逆に、ナイツをもう片方の手でつかみ、叩き落した。
ドオオオオン!!
ナイツ「ぐっ!」
クロウド「その程度か?」
クロウドは、倒れているナイツの後ろに立った。
ナイツ「かかったね!」
ナイツは羽でクロウドを包んだ。
そして、空中へ行った。
クロウド「だからなんだと言うのだ?」
ナイツ「はあああああああああ!!!」
ナイツは縦に回転し始めた。
クロウド「・・・・・・・・・・・」
ナイツ「たあっ!」
ナイツは、地面に向けて羽を開いた。
すると、クロウドが地面にものすごい勢いで飛んでった。
クロウド「駄目だな。」
クロウドは、着地して、ナイツのところへジャンプした。
クロウド「お前が落ちろ。」
バシッ!!
ナイツ「ぐうっ!」
ナイツは、地面ギリギリで少し浮いた。
クロウド「甘い。」
落ちてきたクロウドは、そのまま落下の勢いで蹴り落とした。
ナイツ「うあああ!!!」
ナイツは地面に叩きつけられた。
クロウド「言っておくが、俺は兄弟の中で一番強い。ダーククリスタルを除いてだがな・・・・・・・・・・」
ナイツ「一番強い・・・・・・僕はその「一番強い」のを倒す!竜巻!」
クロウド「うおおっ!?」
クロウドは竜巻に巻き込まれた。
ナイツ「新風圧弾!!」
ドガアアアアアアアアアン!!
ナイツ「やった!」
クロウド「そんなもの、たいしたダメージにはならん。」
ナイツ「な、なんで・・・・・・・・・」
クロウド「そろそろ本気を出すぞ。魔法も使う。」
ナイツ「なんだって!?」
クロウド「・・・・・・・・力の限り戦おう。」
続く