第7章 最初の島 57 マッスル編 新必殺技
マッスル「おおおおおおおおお!!!!」
マッスルの右手に気がどんどん溜まっていく。
アルンの放った衝撃波はまだ少し遠い。
ゴオオオオオオオオオオオ!!
しかし、だんだん迫ってくる。
マッスル「くっ!出来ない!」
マッスルの右手の気がおさまってしまった。
マッスル「く、くそっ・・・・・・どうすれば・・・・・・・」
マッチョ(あきらめるな!マッスル!!)
マッスル「父さん!?」
マッチョ(今町のみんな気を分けてもらって話が少しだけ出来る。)
マッスル「父さん・・・・・・・あの技は」
マッチョ(ああ、分かっている。あの技は集中力だけじゃ出来ない!)
マッスル「コツとかなんかないのか!?」
マッチョ(コツなんてない。でも、お前ならできる。絶対だ!あの技は気迫だ・・・・・・・・・)
マッチョの声は途絶えた。
マッチョの町
マッチョ「くっ、途絶えたか!・・・・・・・・わが息子よ。お前ならできる・・・・・・・・」
マッスルの方は・・・・・・
だんだんアルンの放った衝撃波が迫ってくる。
マッスル「気迫か・・・・・・・・ありがとう。父さん。はああああああああああああ!!!!」
だんだん右手に気が溜まってきた。
マッスル「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!俺だけ負けてらんねぇ!!!みんなの迷惑は無しだ!俺は勝つ!!!」
ブウウウウウン!
マッスル「で、出来た!」
マッスルの右手の少し上には気のぼやけた球が浮いている。
アルン「おしまいです!!!」
もう衝撃波は、マッスルの近くにあった。
マッスル「行くぞ・・・・・・・・・・気烈破滅弾(きれつはめつだん)!!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
マッスルは、アルンの衝撃波に向かって気烈破滅弾を叩き込んだ。
アルン「お、鬼!?」
アルンはその時、マッスルの後ろに鬼の目が見えたような気がした。
マッスル「行けぇ!!!」
マッスルの気烈破滅弾はアルンの衝撃波を打ち砕き、アルンに向かっていった。
アルン「あ、あの威力は!?」
気烈破滅弾は、アルンに当たった。
アルン「きゃああ!!!!」
しかし、その瞬間気烈破滅弾は消えた。
マッスル「悪いな。アルンさん。」
トン!
マッスルは、軽くアルンの後頭部を打った。
アルン「え・・・・・・・?」
アルンは気絶した。
マッスル「あうやく殺してしまう所だった・・・・・・・あの技をコントロールできてよかった・・・・・・・あの時消してなかったらアルンさんは・・・・・・・・」
マッスルはそういって、アルンに水の魔法をかけた。
そして、アルンを抱えて部屋を出た。
続く