第7章 最初の島 44 ソニックの気持ち

マッスル「それにしても、あのカオスは心理系の戦い方だ。」

シャドウ「そうだな。」

ナイツ「??」

エイリア(二人の話についていけない・・・・・・・)

ナイリア「本当だね。あのカオスは心理系の戦い方だよ。」

マッスル「意味分かったのか?」

ナイリア「だってさっきから本物のカオスは、とげのところにいるんだもん。」

マッスル「な、何!?」

ナイリア「カオスは液体状だよ。トゲに当たっても痛みすら感じない。それで、さっきから天井に張り付いてる。」

マッスル「本当だ・・・・・・わずかだが水色の部分がある・・・・・・でも、ソニックに教えちゃ駄目だぞ?」

ナイリア「分かってるよ。」

シャドウ「ソニックはまだ、偽者に翻弄されているのか。」

ソニック「くっ!偽者なんかどうだっていい!!本物はどこだ!?」

カオス「ふん!俺を見つけられないのか。その時点でお前の負けだ。」

ソニック「すぅ・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・」

ソニックは深呼吸をした。

マッスル「やっと勝てるなあ。」

カオス「戦い中に深呼吸とは何様だ?」

ソニック「やっと、お前の真の風を見つけたぜ。」

カオス「やってみろ。」

ソニック「二刀流・破壊刃!!」

ソニックは天井に向かって破壊刃を放った。すると、天井はボロボロになり、カオスが落ちてきた。

カオス「やっと見つ・・・・・・」

ソニック「遅いぞ・・・・・・・・・」

カオス「!?」

ソニックはカオスの後ろで、剣を突きつけていた。

ソニック「タイムの仇だ・・・・・・・」

カオス「や、やめろ!」

ソニックは剣を振りかざした。

ナイリア「液体状なのに切られて死ぬの?」

マッスル「ああ、どんな生物でも首を切られたらお終いだからな。」

カオス「くっ・・・・・・・終わりか・・・・・・・・・」

カシャアアアン!

ソニックは剣を離した。

カオス「・・・・・・・・・・・俺を殺さないのか?」

ソニック「殺して・・・・・・もし、タイムと会えると言われても・・・・・・・・正面から向き合えるだろうか・・・・・・・・そして、殺して意味があるのか・・・・・・・・・仇って死を増やすだけしゃないのか・・・・・・・・・」

カオス「・・・・・・・・・・・」

ソニック「駄目だ・・・・・・・お前を殺したって、無駄な死が増えるだけだ・・・・・・・・・生きてもいいが、もう誰も殺すな!!」

カオス「・・・・・・・・・・ああ。」

シャドウ達はソニックを連れ、次の階段を登った。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第128号
ページ番号
126 / 161
この作品について
タイトル
シャドウの冒険
作者
ダーク
初回掲載
2004年4月15日
最終掲載
週刊チャオ第131号
連載期間
約4ヵ月23日