その２。

【Lilta】「『"彼はぶつかる。彼女はぶつける。チャオは転ぶ。"』・・・『"ジョンジーのうまのり"』・・・『ニュース623─"ソニックキャラクター人気投票、栄光の第一位はチャオの手に！"』・・・」

【渡良瀬】「新聞のテレビ欄？　何か見たいものでもあるの？」

【Lilta】「いえ、所長とコーチ長に録画しておけって言われた番組があって・・・でも放送時間は教えてもらってないんですよ・・・えーと、『スペシャルドキュメンタリー"１億２０００万総チャオ化時代"』、と・・・」

【渡良瀬】「いい加減ねぇ、なんて番組？」

【Lilta】「ええと、確か─"」





【Meal】「"チャオガーデン七不思議"ってご存知っすか～？」

【Mast】「？　聞いたことねぇな」

【Meal】「そのいち、"レースの応援機能は使い勝手が三つある。"　そのに、"チャオガーデンの滝は電動"。　そのさん、"マスチャツは伊達ライカ"・・・」

【Mast】「・・・いや、そこまででいい・・・」

【守越】「全部小動物キャプチャしたんでしょ？　"小動物は全部で二十種類だよね。え？ゴリラ？なんだいそれは？"」

【Mast】「そっちも、現実逃避はその辺になー」

【ライカ】「あっ、幼稚園が見えてきましたよ！」

【守越】「・・・・・・・・・・・・・・・(怯)」

【Meal】「先輩、まさかここに来て帰るとか言わないっすよね～？」

【ライカ】「そうですよ、僕らを巻き込んでまｄ─」


　　　　ライカファンのこどもチャオに　おそわれた！


【こどもチャオ】「ライカチャオ！　本物チャオ～！！」


　　　　ライカファンのこどもチャオは　ライトカオスをぎりぎりと抱きしめた！
　　　　"ライトカオスに愛のダメージ！"(愛に数値はありませんからね。持論。)


【ライカ】「だ・・・おち、落ちついｔ・・・」

【こどもチャオ】「でも店長のおいちゃんが言ってたようなのとはなんか違うチャオね～」

【Mast】「店長？　ＢＭのか？」

【こどもチャオ】「うん、店長は『ライトカオスならオマエなんかと違ってちからだめしぐらい楽勝だ』って言ってたチャオ！」

【Meal】「そんなのライトカオスじゃなくても楽勝っすよ～、ねぇ？」

【ライカ】「ち、ちからだめし・・・・・・」

【Meal】「へ？」

【ライカ】「だ、だだだ駄目なんですカニが！！　アレルギー体質なんですカニ！！　あれがカニではなくて気まぐれにロケット発射機能を搭載するカニを模したメカであったとしても駄目なんですよぉっ！！！！；」

【Mast】「・・・残念だったな坊や、コイツは偽ライカだよ・・・」

【守越】「いや、たまにそういうライカがいたって良いと思うけど・・・(でも"カニカニ池ですら１位になれないのにライトカオスって一体。")」

【Meal】「・・・そうっすねぇ～、じゃあ君はライカになるとしたらどんなライトカオスになりたいんっすか？」
【こどもチャオ】「ん～、出来れば"レインボーなライトカオスになりたいチャオね～。"」
【Meal】「しかしその為にはレモンもキャプチャしなければならないと七不思議の四番目にあるっすよ？」
【こどもチャオ】「"レモンは嫌チャオ！体が黄色くなっちゃうチャオ！"」
【Meal】「だだをこねるな！　レインボーには黄色も含まれるんっすよ！」


　　　　こどもチャオは　なきわめいた！


【こどもチャオ】「酷いチャオ！！　"くらえ！！"」


　　　　こどもチャオの　こうげき！
　　　　Mealはきたえぬいたしゅんぱつりょくをこうししてかわした！


【Mast】「"待った！！" 分かったよ、ユニコーンのぬいぐるみをやるから！」


　　　　Mastは　ユニコーンのぬいぐるみをつかった！
　　　　こどもチャオは　ごきげんになった！


【こどもチャオ】「やったチャオ！　ユニコーンチャオ！！」

【Mast】「・・・おい、この隙にとっとと逃げるぞ！」

【守越】「いや、悪いけれど"逃げる"コマンドがＳＡシリーズには無いんだよね、アクションアドベンチャーだから」

【Mast】「誰だよ最初にＲＰＧだって言ったのは・・・どうするんだ？」

【守越】「まかせて─ところで君、"マスチャツは伊達ライカ"だって七不思議の五番目にあるらしいよ？」
【こどもチャオ】「！！？　許せないチャオ！　純粋な全国１億２千万人のライカファンの気持ちを踏みにじったチャオね！！　"ユニコーン！そいつを今すぐ捕ってくるチャオ～～！！"」


　　　　こどもチャオは　にげだした！！


【Meal】「・・・賢いっすねぇ、先輩・・・」

【守越】「うん、攻略本に書いてあった」

【ライカ】「・・・・・ま、まあそれはよしとして先を急ぎましょう！　先をっ！」




　　　　ここまでのかつやくを　きろくしますか？
　　　　　→はい　いいえ
　　　　まえのデータにうわがきされます。　よろしいですか？
　　　　　→はい　いいえ

　　　　─セーブをしています
　　　　　電源やメモリーカードには絶対に手を触れないでください─

　　　　セーブがおわりました。
　　　　ゲームをつづけますか？



　　　　　　・・・・・つづく。