35話~迫る危機・不安~
「こいよ、レッドメアさん。」
「・・・いいぜ。エネルギークラッシュ!」
辺りに衝撃波が来る。
そして数秒後にはもの凄い波動が剣翔を襲おうとする!
しかしその方向に剣翔はいなかった。
レッドメアの真後ろに回りこんだのだ。
「世界観」35話~ジュエチャの危機~
レッドメアは後ろを振り向くと体の二倍ほどある大剣を振った。
「遅いッ!赤翔閃!!」
剣翔は高く飛び上がりレッドメアに剣を叩きつけようとする。
レッドメアは後ろに避け、
「赤翔閃!!」
剣翔と同じ技を使った。
この瞬間にレッドメアは飛び上がり、
剣翔は落下し始めている。
「チッ・・・。」
レッドメアの大剣が振り下ろされそうになった時、
「玄壁魔翔!!」
アズマが入り込み、剣翔を結界で守った。
レッドメアの大剣がガガガ!という音を立てて結界に当たる。
「誰が1対1っつったよ?」
アズマがフゥ、と息をした。
「そうか・・・、貴様がいたか・・・。」
すると、後ろで声がした。
「私も忘れないで欲しいわね。
ドールマジック!」
「ゲッ!」
レッドメアの驚き声が大量の人形にかき消される。
最後の人形が落とされたとき、そこは完全な山になっていた。
「・・・、終わったの?」
リマが人形の山に近付いた時、
ドゴォォォォォォォォ!!!
と言うもの凄い爆発音がした。
「な・・・・、何だ?」
驚く剣翔の側には人形の山がある。
そこから「ブハッ!」という、音(=声)がした。
・・・レッドメアだ。
「危ねぇ・・・、船がある川の向こうで天使が手招いてやがった・・・。
・・で、なにやってんの?お前ら。」
「爆発音がした。
・・・場所はムーンブロックだ。」
剣翔が答える。
「なっ、・・遅かったか!!」
レッドメアが走り出した。
そこへ審判が止めにかかる。
「ちょっと!試合中ですよ!!」
「るせぇ!!・・・・・どかねぇなら斬るぞ。」
半ば強引に(むしろ脅迫して)押しのけた。
「どういうことだよ。」
剣翔がレッドメアに追いつき、聞く。
後ろにはアズマ、剣翔もついている。
「・・・ジュエチャが危ない。コレだけでわかるだろ。いいから付いて来い。」
剣翔が「全くわからない」と言う顔をする。
その頃、ムーンブロックでは大変な事が起こっていた・・。
To be continued...