33話~止めてくれ~

《サンブロック》
「決勝・・・だよな。」
「決勝・・・だったよね。」
「・・・・誰?」
全員が同じような事を呟いた。(1匹例外)

「よっ!」
そこにはレッドメアがたっていた・・・。

「世界観」33話~止めてくれ~

「いや『よっ!』じゃ無くてさ・・・。」
フェニクの頭がグルグルになっている。

「いや~、暇だったから、さ?」
ヒットが言う。
レッドメアの横にはスマッシュとヒットが立っている。

「正式登録したのか?」
アズマが恐る恐る聞く。
「No problem!」
レッドメア即答。
「何が『問題なし』だ!」
・・・漫才コンビ結成可能だろう。
「いや、実の所相手が棄権し、乱入可能状態だったから入った。」
(そういうことは止めてくれ・・・。)
3匹が同時に思った。

「・・・それ以前に何のためにココまできたんだよ。」
フェニクが言う。ちなみにまだグルグル状態。
「・・・ブラックスを知っているか?」
レッドメアが唐突に切り出した。
表情が違う。
「いや・・・・?」
「・・・そうか。話してねぇんだな。・・・いいや、いい加減試合始めるぞ?審判。」

「は・・はぁ。・・・では・・・・・初め!!」

「???」
フェニクは混乱している。そこへ・・
「一刀両断!!」
レッドメアの素早い攻撃が来る!
「ヒャヒィ!!!」
謎な悲鳴を上げ、後ろに下がる。

「外したか・・・鈍ったか?」
命がかかっているというのに恐ろしい事を言う奴だ。

「エネルギーパンチ!」
すかさずスマッシュがフェニクに攻撃を仕掛ける。
「させない!カースオブドール!」
人形で麻痺させ、スマッシュの動きを鈍くさせた。

「フライ・・・・アタック!」
ヒットの空中からの攻撃が来る!
フェニクは避けきれずに当たった。
「グッ・・!」

「ナイトメアマ
「ドールマジック!」
レッドメアが技を出しかけたときに、リマが頭上に大量の人形を降らせる。

技の出し合いは続く・・・。

To be continued

このページについて
掲載号
週刊チャオ第121号
ページ番号
34 / 38
この作品について
タイトル
「世界観」
作者
リノ(チャル,チャチャ,冬楼閑)
初回掲載
2003年9月29日
最終掲載
週刊チャオ第123号
連載期間
約9ヵ月13日