15話~旧友達~
ジリリリリ・・・・
けたたましい警報音が聞こえる。
「な・・・なんだ?」
剣翔が攻撃の準備にかかる。
その音と同時に、ダークチャオが雪崩れ込んできた。
「不法侵入者発見!」
その声と同時に無数の槍を投げかけてくる。
「やられてたまるかよ!」
スマッシュが敵に突っ込む。
「連続キック!!」
前列の殆どをなぎ倒す。
だが奥にまだ続いている。
「第2部隊に救援を求めるか・・。」
レッドメアが呟く。
「この・・小癪な!埒があかん!」
剣翔が取り巻く敵を倒しながら叫ぶ。
「今、第2部隊に救援を頼んだ。後ろから向かうはずだ。」
レッドメアが無線をきりながら言う。
「外に…いるのか?」
「割と近くだ。それよりどけ!・・・・エネルギークラッシュ!」
「やっぱ凄い・・。って負けらんない!オメガフェニックス!」
《基地入り口》
「・・・・。ブレイクスラッシュ!」
いきなり消えたかと思うと既に一番後ろの敵を倒している。
「青龍閃!闇鴉!」
二つの技を同時に出し後ろの存在に気付いたダークチャオ達を片っ端から倒していく。
「くっ・・、スピアとランスは!」
「スピア、ここにおります!バルダは!」
スピアが武器で敵を攻撃しながら叫ぶ。
「ここにいる。それよりなんだこの数は・・。ナイト、エアロスラッシュを。」
バルダも必死になっている。
「O.K。エアロスラッシュ!」
ナイトがまた前列をなぎ倒す。
「ランス、只今右翼を攻撃しております!…ブレイドソード!」
「…今、チャース殿に連絡を取った。」
バルダが叫ぶ。
無線機で一応通じているようだ。
《敵勢の中心辺り》
〔…今、チャース殿に連絡を取った。〕
「筒抜けだな。やはりあの辺りに盗聴器を用意しておいて正解だ。さて、後は弟のブラックルが来なければ完璧にチャースを始末できる。そうすれば、終わりだ。」
続く