4話~次なる場所は・・・~
ステーションスクエアチャオ通り
「買い物は済んだか?」
ジュエチャがフェニクに話し掛ける。
だが完璧に無視している。
「いつもアイツ、あんな憂かれ具合なのか?」
剣翔が釘を刺す。
此方はとっくに買い物は済んでいる。
「おい!いつまで買い物してる気だ!」
エメラスが止めに行く。
完全にフェニクは暴走モードに入っている。
「え?何?」
「あのな・・。行くぞ!!!!」
エメラスが思いっきり引っ張る。
フェニクは両手に袋を2つずつ持っている。
「待ってよぉ!」
両手に持っているので遅い。
そしてジュエチャ達は歩いていく・・・。
「はぁ・・。リュック位準備しとけよ。」
アズマが呆れている。
フェニクは袋の一つからリュックを2つ取り出す。
全員――――フェニクを除く――――呆れている。
「2つあるじゃねえか。さっさとしまいやがれ。」
剣翔は買ったばかりの地図――――フェニクが買った物だが――――を取り出す。
「次は森へ行くとよいだろう。・・・。赤翔閃!!」
背後で叫び声がする。
そしてふら付いている。
振り向くとそれは人間だった。
通りすがりのチャオを殺そうとしていたらしい。
「マインド・ブラスト。」
ジュエチャが人間の背後に近寄る。そして技を放った。
「おいおい、殺っちまうのか?」
エメラスが倒れた人間を見て言う。
実際死んでいるのではない。
人間はチャオより丈夫なので、「マインド・ブラスト」では倒れ絵て幻覚を見るだけだ。
「通りすがりとは思えないな・・。どうも何かに狙われているな。」
続く