その1 ページ3

「え?それって、伝説の宇宙最強のチャオ、ハイパーALife?」
「なにそれ?アタシは知らないちゃお。でも、チャニックの名前は、チャニックTheALifeちゃお。」
チャミーには分からなくも、ミィにはそれで十分だった。

「ああ、なんてことなの。」
ミィは、涙ぐむ。
「ちょ、ちょっとミィ。どしたちゃお?」
チャミーは事情をよく飲み込めず、ミィに聞き返す。
「彼は、厄病神なんかじゃないわ。バイチャオンウエルの救世主よ。」
「もう、ちゃんと説明してちゃお。さっぱり分からないちゃお。」
感動の涙を流すミィ。しかし、チャミーにはその理由が分からない。
ミィは、チャミーのチャオのアレをさすりながら答える。
「あなたのチャオのアレには、あなたの追い掛け回した青いカケチャのチャオチカラが蓄積されている。伝説の宇宙最強のチャオ、ハイパーALifeのチャオチカラ。」
「へえ、チャオのアレって、そんなことも出来るんちゃお。」
感心するチャミー。
「ううん。これは、どのチャオにも出来ることじゃないわ。バイチャオンウエルのチャオ。チャミー、あなただから出来たのよ。そしてこのチャオチカラは、浄化のチカラ。」
チャミーのチャオのアレをさすっていたミィは、チャミーの目の前で停止する。
「チャミー、今度のC−1グランプリに出て!ジュエル四天王を、そのチャオチカラで浄化するのよ。それで、バイチャオンウエルは救われるわ。」
どこか飛躍したようなミィの言葉。
無理も無い。ロクにネタを練りこまないで書いてるんだもん。

「チャミー、準備できたちゃお。」
またまた突然、チャミーんちの扉が開く。
パーティーの準備が出来た子供チャオ達がチャミーを呼びに来たのだった。


イチゴのシチューを食べながら、はしゃぐ子供チャオ達。
その無邪気な笑顔を見て、チャミーはミィに言う。
「アタシ、C−1グランプリに出るちゃお。みんなの笑顔を、守りたいちゃお。」


つづく。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第121号
ページ番号
3 / 28
この作品について
タイトル
チャニックアドベンチャー2後日談チャミー編
作者
あさぼらけ
初回掲載
週刊チャオ第121号
最終掲載
週刊チャオ第128号
連載期間
約1ヵ月19日