第七話『時を駆ける者』
ドビュー「だっ、誰だお前は!」
ドビューはライトカオスチャオの威圧に、圧倒されていた。
ント「お、おいドビュー…」
???「私は、ダスクだ」
ドビューとントの脳裏に新たな記憶が蘇る。
ドビュー「…ダスク………時を…駆ける者…」
ント「ウソ……だろ?」
クロードはただただ、成り行きを見守る。
ダスク「驚いたようだな」
ント「驚いたも何も……だって…あなたは、ダスクさんなんだろ?」
ダスク「先程から言っている。何度も言わせるでない。それと、私はグロウンに行く」
ドビュー「えっ…ちょっ…」
ダスク「それでは、さらばだ。螺旋が我々を結ぶ時まで」
ダスクは光の中に消えた。
エスピスの街はダスクによって、元の姿に。
クロード「お二人共、あのチャオを知っているんですか?」
ント「あぁ。ダスクさんはアイマスで一、二を争う程のチャオだ。」
そうだ……その彼たる所以は……
ドビュー「ダスクさんは『時を駆ける者』…」
クロード「時を駆ける?どういう意味ですか?」
ドビュー「ダスクさんは…」
ント「時間を自由に行きき出来るんだよ」
そう…
クロード「えっ!…つまり…」
ドビュー・ント「時空間移動だ」
ダスクは、タイムスリップが出来るのだ。
日が沈んだ。
夜風が冷たい。
空には、満天の星。
ント「星だ…」
ドビュー「あぁ…」
クロード「…綺麗です」
星風の夜が、彼等を優しく包み込む。
初めての、優しい夜が訪れる。
続