第六話『思いの光』
ドビュー達は元来た道を戻っていた。
クロード「エスピスは、まだ破壊されたままでしょうか?」
ント「あぁ。そうだろうな…。子供のチャオしかいないんだし」
ントはクロードに対し敬語を使わない。
ドビュー「えぇ。やはりまだ、あのままだと……」
ドビューはントとは、正反対だ。クロードに対し敬語を使う。
クロード「そうですか…」
それからは、これといった会話も無くエスピスへと歩を進めた。
日も沈みかけた頃に、ようやくエスピスに着いた。
だがそこには、予想もしなかった光景が広がっていた。
ント「………なんで?」
クロード「……!!」
ドビュー「これは……」
三人の目の前には、見事に復興した故郷が映し出されていた。
クロード「ドビューさん!ントさん!」
ント「あぁ…スゲェ…」
ドビュー「一体、誰が…」
三人の前に光が走った。
ント「(おい…この光……まさか)」
光が去った場所には、ライトカオスチャオが立っていた。
???「帰って来たか」