第六話『思いの光』

ドビュー達は元来た道を戻っていた。

クロード「エスピスは、まだ破壊されたままでしょうか?」

ント「あぁ。そうだろうな…。子供のチャオしかいないんだし」

ントはクロードに対し敬語を使わない。

ドビュー「えぇ。やはりまだ、あのままだと……」

ドビューはントとは、正反対だ。クロードに対し敬語を使う。

クロード「そうですか…」

それからは、これといった会話も無くエスピスへと歩を進めた。








日も沈みかけた頃に、ようやくエスピスに着いた。

だがそこには、予想もしなかった光景が広がっていた。

ント「………なんで?」

クロード「……!!」

ドビュー「これは……」


三人の目の前には、見事に復興した故郷が映し出されていた。

クロード「ドビューさん!ントさん!」

ント「あぁ…スゲェ…」

ドビュー「一体、誰が…」


三人の前に光が走った。

ント「(おい…この光……まさか)」

光が去った場所には、ライトカオスチャオが立っていた。

???「帰って来たか」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第320号
ページ番号
6 / 12
この作品について
タイトル
星風の夜
作者
チャフカ(エキドゥナファン)
初回掲載
週刊チャオ第317号
最終掲載
週刊チャオ第324号
連載期間
約1ヵ月17日