第十話 ページ1
チャオ。
それは、すんばらしいぷにぷに。
チャオ。
それは、こにくらしいぽよぽよ。
レアチャオ。
そしてそれは、ゲムキューユーザーのみに許された、神秘のチャオどものことである!
レアチャオ戦隊キャラチャオン!
キャラチャオがどーので、レアチャオがこーの。
キャラチャオ戦隊…、もとい、
レアチャオ戦隊キャラチャオン~。
これまでの概要
う~む、別にこれといってないよなぁ?
あ、毎回ズラズラ言ってますが、私はズラじゃありませんからね。ぼけぼけ言ってたら、ぼけてきた感はありますが。(゚▽゚)
登場人物
キャラチャオン…
いつもの五匹のチャオ。
そのた…
もろもろ。
…(o_゙_)o
舞台背景…
そこら辺の道ばた。
車道にでると車にはねられちゃうんで、歩道でチャオバトル。なんか邪魔っ気なチャオどもですな。(゚▽゚)
第十章
ちからをひとつに!(゚▽゚)b
テイルスチャオはうつぶせに倒れたまま、渦巻きをぽこぽこさせてます。
渦巻きはなかなか元に戻れません!!
それを見てへらへらしてるチャクラバとチャノキ。みんなは怒りがこみあげてきます。
「ゆ、許さないちゃお!」
「許さない?」
そう言ってチャクラバとチャノキは顔を見合わせます。
「おかしな事を言いますね。」
チャクラバは、キャラチャオン達に向き直る。
「許せないチャオは、あなた達ですよ。」
「ああ、お前達は全てのチャオの名の元に、抹殺されるべきチャオだぜ?」
チャクラバの後に続けるチャノキの言葉に驚くキャラチャオン。
ツヤソ「お、俺たち、いいこちゃお~。」
ナチャ「そ、そうちゃお。チャオの見本ちゃお。」
エチャ「抹殺なんて、ひどいちゃお~!」
ツヤシャ「お前達、おかしいちゃお~!」
テチャ「…。」(ポコポコ)
口々に不満を表すキャラチャオン達。
それを聞いて笑い出すチャクラバとチャノキ。
「ふふふ、あなた達はちゃおちゃん憲法に違反したんですよ?」
「抹殺は、当然だな。」
ちゃおちゃん憲法とは、チャオがチャオであるために、いかなるチャオも守らなければいけないオキテ。これがなければ、チャオワールドの秩序は保てないとさえ言われている。
「ぼ、ボク達、何かしたちゃおか?」「さあちゃお?」
顔を見合わせ、ぼそぼそとしゃべるキャラチャオン。しかし、思い当たるふしもない。
「ちゃおちゃん憲法第二条!」
そんなキャラチャオンをみかねて、チャクラバが叫ぶ。
「ちゃおちゃん憲法第二条。チャオがガーデンの外に出る時は、お散歩マシーンもしくは、お出掛けマシーンから出なくてはならない!」
「お前達は、どこから出たのかなぁ~?」
チャノキの相づちに、キャラチャオン達はおののく。
チャオを捕まえて、闘わせようとするチャオトレーナー。
そのチャオトレーナーの魔の手から逃れるため、キャラチャオン達のチャオガーデンは湖の底に沈められた。
その際彼等は、そんなマシーンなどに入る暇さえなかったのだ。
「でも、あれは仕方なかったちゃお!」
そんないきさつを思い出し、エミーチャオが叫ぶ。
「問答無用!」
チャノキがそう叫ぶと、頭の上の火の玉がエミーチャオ目掛けて飛んでくる。
ポコっ。
「え、エミーチャオ、大丈夫ちゃおか?」
そばにいたナックルズチャオが駆け寄る。
「あ、あたちは大丈夫ちゃお。」
エミーチャオはふらつきながらも立ち上がる。
「ふう、悪い子は悪い子らしく、さっさと抹殺されなさい。」
チャクラバはあきれた口調でそう言うと、キャラチャオン達に近づく。
「ちゃ、ちゃおちゃん憲法を言うのなら、お前達こそ違反してるちゃお!」
「私たちが?」
ツヤツヤシャドーチャオのその言葉に、きょとんと戸惑うチャクラバ。
「ちゃおちゃん憲法第三条。チャオがしゃべる時は、チャオと分かるように語尾に『~ちゃお。』を付けなければいけないちゃお!」
「そうちゃお、お前達こそ悪い子ちゃお!」
ツヤツヤシャドーチャオの説明の後に、ツヤツヤソニックチャオが叫ぶ。
「私達が?」
「ちゃおちゃん憲法違反?」
顔を見合わせるチャクラバとチャノキ。
「ぷっ。」
「あはははは。」
笑い出す二匹。
「な、何がおかしいちゃ…。」ポコっ。
ナックルズチャオが言い終わる前に、チャノキが突進して来て殴りつける。
「ふう、あきれて何も言えんな。」
倒れるナックルズチャオを見下すチャノキ。
「や、野郎!」
そばにいたツヤツヤシャドーチャオは、チャノキに迫る。
「あなたは、勘違いしてますね。」
しかし、そんなツヤツヤシャドーチャオの目前にチャクラバが立ちはだかる。
さっきまでちょっと離れた所にいた二匹のジュエルカオス。それが瞬時にキャラチャオンのすぐそばに移動していたのだ。
チャクラバが左手を前に突き出すと、ツヤツヤシャドーチャオの突進も止められる。
「ちゃおちゃん憲法第三条が言ってるのは、チャオ以外の生命体に対してです。チャオ同士でしゃべるなら…。」
「ちゃおちゃお言わなくてもいいんだよ!!」ポコっ。
なんと、突進を止められて前かがみなツヤツ