☆★☆週刊チャオ第343号【隔週刊化中】☆★☆

※チャピル・・・週刊チャオ編集部表紙担当です。アンソロ企画よろしく☆
※けいりん・・・設定が希薄すぎてなにものなのかよくわからないひと。
※かいろ・・・熱血ボランティアワーカー、またの名を、オモチャオニート。
※DX・・・猫です。良く似た名前の週チャオ作家がいたような気がしないでもないです。

【かいろ】「やあっほおおおおおおおおお!!!!!!」
【チャピル】「というわけで、今日は久しぶりにかいろ君との表紙ですね」
【けいりん】「今週はビックリマークを幾つも連ねるような表現の是非についての小説講座ですよー」
【チャピル】「うわあ」

【DX】「にゃあっにゃあっ(大体さー、このかいろ君の暑苦しい喋り方を表現するのに母音とビックリマークを重ねるだけってのはさー、ちょっと能がないんじゃないのかねぇ?)」
【チャピル】「ぐさあっ」
【けいりん】「一人の物書きとして、プライドってものがないんですかねー?」
【チャピル】「ぐさぐさあっ」
【かいろ】「そうかい? ボクは結構気に入ってるけどな!」

【チャピル】「そ、そうですよ! なにも表現の末端にのみこだわるのが、週刊チャオの表紙として目指すところではないんですよ!! 重要なのは中身なんです!」
【かいろ】「表紙の目標と言えばそうっ!!」
【けいりん】「チャオとっ、チャオラーとっ!」
【DX】「にゃにゃあっ(猫とっ!)」
【チャピル】「けいりんとっ!」
【かいろ】「オモチャオとっ!」
【けいりん】「チャオとっ!」
【DX】「にゃにゃあっ(チャオラーとっ!)」
【チャピル】「猫とっ!」
【かいろ】「けいりんとっ!」
【けいりん】「オモチャオとっ!」
……

週刊チャオは只今、休刊前の隔週刊発行期間です。
休刊まであと4号です。(本号を含む)

隔週刊化中、どのようなペースで掲載を続けるかは自由です。
今まで通り毎週土曜に載せても構いませんし、1号に2週間分を載せる形でも可能です。
詳しくは【重要】週刊チャオの休刊計画についてをご覧ください。

▼週刊チャオとは▼
チャオBBS内で、自分の考えたチャオに関する小説などを、みんなが書き込むツリーのことです。
週チャオに小説を載せるのには、何の資格も要りません。
また、小説以外にも、詩、俳句、歌など、文学作品なら何でもOKです。

なお作品への感想は上の「感想・伝言ツリー」へお願いします。

▼作者の方へのお願い▼
・読み切りか連載かによって投稿する場所が違います。適切なコーナーにレスをして書いてください。

・読者の人が見やすいよう、短文でいくつもレスを付けて続きを書いていかずに、なるべくひとつの発言の字数制限いっぱいまで追加しましょう。
・見やすくするために、2つ以上のレスを使うお話の場合、多段レスをせずに2つ目以降は全て1つ目にレスするようにし、一段になるようにしましょう。

× ├チャオのお話・1話  ソネック
    └チャオのお話・2話  ソネック
      └チャオのお話・3話  ソネック

○ ├チャオのお話・1話 ソネック
    ├チャオのお話・2話 ソネック
    └チャオのお話・3話 ソネック

●○発刊場所の臨時変更について○●
この度は、CHAO BBSがメンテナンスから復旧しない状況が長く続いているため、
ここ「週刊チャオ編集部 サークル掲示板」にて臨時の発刊を行うこととなりました。
CHAO BBSが復旧するまで、週刊チャオはこちらの掲示板に掲載されます。

基本的にはCHAO BBSの時と同様に週刊チャオを利用していただきたいのですが、実際のところ、いくつかの動作に違いがあります。
また、その他の詳細についても、ろっどさんが週刊チャオ331号発刊に関するお知らせにまとめられているので、詳しくはそちらをご覧下さい。

●○週刊チャオのQ&A○●

【私も週刊チャオに、小説を書きたいのですがいいですか?】
週刊チャオは誰でも、いつでも参加できるツリーです。
参加は自由なので書き込むのに許可や登録はいりません。
いい小説ができたら、ぜひ一度書いてみてください。

【週刊チャオのツリーはいつ立ちますか?】
基本的には毎週土曜日の0時、つまり金曜から土曜になった時です。
ただし、立てる人の都合等により遅れることも早まることもあるので、遅れたときはごめんなさい。

【小説を書きたいけど、次の発行日まで日にちがあり、まてません。】
週刊チャオは次の号が立つまでの一週間有効です。
月曜が来たらおしまい、ページが変わったらおしまいなんてことはありません。
もし小説が水曜日に完成したら、前の土曜に発行した週刊チャオを利用してみましょう。

【今日途中まで書いたけど疲れちゃった。まだ明日続きを書く予定なんだけど…】
そんな時はタイトルの中に「未完成」や「今週続きあり」などをいれておくのが読者
のみなさんのためにいいでしょう。あまり無理をせず自分のペースで書いていきましょう。

【書いた小説の著作権についてはどうなるの?】
基本的に各作者にありますが、週刊チャオ編集部に限って無断転載ができるものとします。


☆★☆ 週刊チャオの表紙 - Last Episode ☆★☆
    第6話 「自由かキャプチャか」

~あらすじ~
某国で偽週刊チャオが安価で流通しているとの情報が手に入り、調査へと向かったふうりんとキョーバ君。
二人は流通経路の倉庫を突き止めたはいいものの、うっかり倉庫内に閉じ込められてしまう。
一方、ステーションスクエアでは、チャピル、けいりん、DX(猫)が会議室に残されていたカメラから、犯人の手がかりをつかんでいた。

【けいりん】「如何にして空気と呼ばれる男を捕まえるのか?」
【チャピル】「彼は目に見えないし、気配を消す能力にも長けているので、普通の方法では捕まえられそうにないですね」
【けいりん】「捕まえるどころか、認識すら出来ないような存在じゃないですかー。ほんとにいるのかますます怪しいっすねー」
【チャピル】「いますよー……たぶん」

【チャピル】「やつを捕まえる方法を考えてきました。思い出すんですよ、先日の表紙を!!」
【DX】「にゃあ?」
【チャピル】「ヒントは以外に身近な、キョーバ君の臭いにありました」
【けいりん】「臭いでみつけるですか……」
【チャピル】「さすが名前にりんが付くキャラ!! そのとおりです!!…とはいえもちろん、われわれが編集部の中をクンクンしながら歩いていたら怪しまれますし、そもそも私たちは、誰かを見分けられるほど鼻が良くないんですけどね」
【けいりん】「なるほど、理解しましたー。要するにこちらのDXさんに協力していただくわけですねー」
【DX】「にゃにゃー!?」
【チャピル】「おお! やっていただけますか! ありがとうございます!」
【DX】「にゃあ!?」
【けいりん】「ちなみに、もしも空気を見つけることが出来なかった場合には、編集部からすてきなキャプチャのプレゼントも用意されているですよ」
【DX】「にゃぎゃーっにゃー!?」


ふうりんファンクラブ、兼週刊チャオ同好会。
某国にて、週刊チャオのパチモンをうっかり手に取り、週チャオの世界観に魅了されてしまった5人が集まり、結成した黒ずくめの集団。
「それでですね、僕思うんですよ。最近の週チャオで表紙みたいな形式が流行っているのは、チャピルさんがうっかり変なところに表紙を書いてしまったのももちろんですが、けいりんとキョーバ君とが表紙のレギュラーメンバーとして取り入れられたことで、表紙という名の登竜門への道が開け、第二のレギュラーポストを目指すという目標が出来たからだって」
毎週の週刊チャオについて日夜議論を繰り返しているそうだが、よくわかんない方向に突っ走っちゃうこともしばしばである。

「それにしては、新しいキャラが表紙に加えられる気配は微塵もない」
「そこなんですよ! 僕としては、オモチ君とかシグマ君とかが個性的だし入ってくれればなー、なんて思うんですが」
「そうかな、俺は3人だけだった頃の方が好きだ」
「私は今のが一番バランスがとれているように見えますけどねー。キョーバ君なんて特に、今までなかったような位置づけでしょ? 彼ぐらい個性がないときっとダメなんですよ」
「じゃあいっそのことパートナーでなくて、作家さんの方に入ってもらえばいいじゃん!」
「そりゃあ無理だな」
「あのチャピルが、そんなめんどくさいことを好んでするはずがない」
「ふうりんがいれば、それ以外はみんなゴミ」
「あれ、そういえばふうりんさんとキョーバ君、まだ戻ってきませんねぇ」

ふう部の一人が、ヤシの木の林から覗く地平線をちらりと見た。ふうりんとキョーバ君が倉庫に入ってから既にかなりの時間が経過して、東の空がぼんやりと、ほのかに光を帯び始めていた。

「僕たちが見ていない間に、帰ったんじゃないですか?」
「とりあえず、見てきます」
一人が立ち上がって砂を払い、倉庫の方へと向かっていく。残りの3人は持ち込んだ食料などを片付けて、帰り支度を始めた。
倉庫に行った一人が、一通り倉庫の各所を調べて叫ぶ。
「いません! 誰もいません!」
「じゃあホテルへ行くしかないな」
その言葉に、ふう部メンバーはうなずいた。

しかし、ホテルへ行っても、ふうりんとキョーバ君は見つからなかった。
ホテルの各施設を尋ねても、部屋番号を聞いて、そのドアを何度も叩いても、部屋に電話をかけてみても、一切反応がないのである。
ふう部メンバーは、少し不安になってきた。
「本当にホテルにいるんですか?」
その疑問にも、答えられない。

「他に行きそうなところがあるだろうか?」
「少なくともふうりんさんは、日中は外に出られないって行ってませんでしたっけ」
「そうだっけ?」
「このままじゃ埒が明かないね」
「……」
ふう部にしてはめずらしく、全員が黙り込んでしまった。
ふうりんに、会える! おまけに偽週チャオに関する情報を提供すれば、彼女の役にも立てる! そういきり立ってあのカフェに挑んだ。
もしかしたら、あの時あの倉庫で、何かがあったのかもしれない。待てと言ったのはふうりんだが、近くにいたのに何も異変に気がつかなかったのは、他ならぬ自分たちなのだ。
ふう部メンバーの間に、ネガティブな思考が取り巻いていた。

細身の女性が、ゆっくりと口を開く。
「とりあえず手分けして探してみませんか? 今午前7時なので、12時ぐらいまでにこのホテルに集合して、分からなければ、何か手を打ちましょう」

このページについて
作者
チャピル
掲載号
週刊チャオ第343号
ページ番号
361 / 369
この作品について
タイトル
表紙
初回掲載
祝!復刊!週刊チャオ第1号
最終掲載
週刊チャオ チャオ20周年記念号
連載期間
約16年9ヵ月17日