裏表紙

※ホップ…朝寝て昼起きるPSU廃人。
※エルファ…気がつけばPSUで有名人の眼鏡っ娘。たぶんチャオ。


【エルファ】「…で、なんなんですかこれは。」
【ホップ】「悪乗り?」
【エルファ】「現編集部に何と言われても知りませんよ…」

【エルファ】「さて、今の週チャオでは表紙で小説講座っぽいものを書くのが恒例になっているようですが…」
【ホップ】「といっても自分の場合は本当に書きたいように書いてるだけだし…」
【エルファ】「そういえばこの前ブログで」
【ホップ】「あーあーあー!それ言っちゃまずい!たぶん!」
【エルファ】「…ですよね、失礼しました。」

【エルファ】「それにしても、何か1つテーマがあった方がトークとして成立しやすいですし、何かいいのがあるといいのですが…」
【ホップ】「大抵のテーマはもうチャピルさんが喋ってるような気がする…うぅむ。」
【エルファ】「ある意味小説よりもネタ探しが大変かも知れませんねぇ。」
【ホップ】「うーん、んじゃ『伏線』とかどうだろう?」
【エルファ】「確かに私の記憶にはありませんねぇ…だからといってないとは限りませんけども。」

【エルファ】「とりあえずやらないと話にならないので続けましょう。
       伏線、という言葉自体はよく聞きますね。予め後のシーンのヒントになるような表現を入れる、と言えばいいのでしょうか。」
【ホップ】「よくあるのが、序盤とか中盤で敵がなんだか意味不明なことを喋るケースだね。敵の最終兵器や弱点のヒントだったり。」
【エルファ】「ありますねー。むしろベタすぎます。」

【ホップ】「ところで、ひとくちに伏線といっても、2種類に分けられると思うんだけど…」
【エルファ】「と、いいますと?」
【ホップ】「1つは、あからさまに『伏線だよー!』という表現をさせて、読者が予想して楽しむタイプ。」
【エルファ】「先ほどの『序~中盤で敵が~』というのはこのパターンになりますね。」
【ホップ】「もう1つは、伏線とは分からない表現をしておいて、回収したときに『これが伏線だったのか!』と読者を驚かすタイプ。」
【エルファ】「これもありますね。何気ないシーンが伏線になっていて驚くことも…」

【エルファ】「とはいえ、どちらのタイプにも弱点がありますよね。
       前者であれば、仮に予想を当てられたら作者の立つ瀬がなくなります。」
【ホップ】「う゛。」
【エルファ】「これは…このひと経験ありますね。
       後者であれば、回収した後も誰も気づかなかったら悲しすぎますよね。」
【ホップ】「ぎく。」
【エルファ】「どっちも経験あるんですか…ダメじゃないですか。」
【ホップ】「…だからそういうことがないようにみんなは気をつけようね!」
【エルファ】「あ、ごまかした。」

【ホップ】「これを防ぐ手立てとして、敢えて回収方法を考えずに伏線を張るって手もあるね。」
【エルファ】「いわゆる丸投げですね。確かに絶対に当てられることはありませんけど、誰かさんみたいに回収不能にならないように気をつけましょう。」
【ホップ】「うるさい!」


【エルファ】「そういえば、裏表紙って第1期にありませんでしたっけ。」
【ホップ】「RYO助さんがやってたなー。自分のHP内に裏表紙ページを作って、アンケートや過去作の再録とかやってたはず。」
【エルファ】「当時とは形が全く違うとはいえ、まさかホップが裏表紙をやることになるとは…」
【ホップ】「世の中何があるか分からないねぇ…」
【エルファ】「って、何でお年寄りみたいな感慨に耽ってるんですか!」
【ホップ】「え?最初のほうに伏線あったでしょ?」
【エルファ】「ありません!」

このページについて
作者
ホップスター
掲載号
週刊チャオ第337号
ページ番号
351 / 369
この作品について
タイトル
表紙
初回掲載
祝!復刊!週刊チャオ第1号
最終掲載
週刊チャオ チャオ20周年記念号
連載期間
約16年9ヵ月17日