=【炎の世界編】=第24話

前回のあらすじ

無理矢理連れてこられたチャ(以下略(笑
フレアスは操られていた時に
自分で破壊した学校を見て愕然とする。
そして・・・



「で、何でついてきたんだ?」
「・・・貴様等の町も見ておきたいと思ったからだ。」
「なるほど・・・」

チャオルカとフレアスは雑談をしながら街を見学していた。
だが曲がり角に差し掛かった時・・・

「!?」
「いった~い!何すんのよ!」

フレアスが誰かと激突。

「走ってきたのはそっちだろう!」
「何よ!急いでたんだからしょうがないじゃない!」
「・・・あ!リリーかよ!」

リリーとは、チャオルカ達のクラスメートである。
かなりおてんばで、ハイテンション。
性格に裏表があるらしい。

「・・・あ!チャオルカ!この一週間何処に行ってたのよ!」
「い、一週間!?俺達は二日ぐらいしか・・・」
「何よ!一週間も学校休んで!しかも火事の次の日から!」

おかしい。何かがおかしい。
彼等は確かに火事の日に地上へ行った。
しかしそんなに長居はしていない(二日ってのも結構長いが)
結論はこれしかない

「時間が・・・時間の流れが違うのか?」
「・・・時間の流れが違う?俺には上も下(の世界)
 も同じに感じるが・・・。」
「そう感じるけど、実際は違うんだ!」
「上での二日がここの一週間だとすると・・・
 ここには一週間留まれるって事か。」

そうならば十分この世界を見学できる。
フレアスはそう思った。
しかし、ある問題が。

「ってことは俺達が上の世界へ行くと
 下の世界の皆より若くなるって事か?」
「そうなるな。」
「何なの、さっきから訳わかんない話して・・・
 って何処行くのよ!」
「テメェには関係ねぇだろ!」
「嬢ちゃんはお家へ帰ったほうがいいぞ。」

フレアスはさっきの恨みを込めて言ったらしい。



つづく

このページについて
掲載号
週刊チャオ第46号
ページ番号
28 / 41
この作品について
タイトル
パラレル・チャオ・ワールド
作者
ドロッパ(丸銀)
初回掲載
2002年10月7日
最終掲載
週刊チャオ第86号
連載期間
約1年19日