=【炎の世界編】=第12話
前回のあらすじ
ファントムの出現によって敵は撤収した。
だが王宮へ来てくれとの事。
三人には何が待ち受けているのか・・・。
とりあえず三人はファントム達について行こうとした。
だがビーチャルは心残りがあった。
―フレアスの事―
そのことを考えているとファントムが顔を覗き込んできた。
「彼のことが残念か?」
ビーチャルは縦に首を振った。
「そうか・・・なら、おーいビター!」
ファントムはもう王宮へ行く準備をしているビターを呼んだ。
「あの能力は健在か?」
「・・・ああ、あれか。」
ビターはこちらへ歩きながら答えた。
「いろいろ聞きだせるかもしれない。」
「だが、あの能力を使うのはちょっとなぁ・・・。」
そう言うと、ビターは部屋にあった植木を持ってきた。
それをフレアスの横に置き、植木とフレアスに手をあてた。
「この者を蘇生させよ!」
ビターがそう言うと、たちまち植木が枯れた。
だが、植木が枯れただけではない。
枯れると同時にフレアスが呼吸をし始めたのだ!
どうやら他の生命を犠牲にし、生物を生き返らせる能力らしい。
他にも変化はあった。
なんと、無いはずのフレアスの足と羽が出現し、炎の様な頭は
ただ尖っている頭に戻ってしまった。(ハシリタイプ)
「なに!?デビルではなくなっただと!」
これにはビターも驚いたらしい。
「時間が無い。とりあえず王宮へ運ぼう。」
そう言ってファントムはフレアスをかつぎ、
王宮とやらに向かった。
「・・・どうする?」
チャオルカはビーチャルに聞いた。
「だから俺に聞かれても・・・。」
「俺について来ればいい・・・。」
ビターは少し疲れたらしく、声に張りが無い。
「チャルガ、行くぞ・・・おい。」
チャルガはあの戦いの中、熟睡していた。
そしてチャルガはここに来て二回目の蹴りをくらい、
王宮へ向かうのだった。
つづく
う~む、最近チャオルカとチャルガの出番が少ない・・・。
やっぱビーチャルが能力に目覚めたから調子に乗ってる?
チャオルカが中心的存在なのに・・・。
よし、講義しよう!(蹴
とりあえず感想待ってま~す。