♯4
アリグ達が吸い込まれた世界。
その外観は、ステーションスクエアのガーデンでした。
ただ一つを除いては・・・。
「こ、ここはどこチャオか?真っ暗チャオ!」
ナシャが叫びます。
そう。ここのガーデンは、真夜中だったのです。
でも、チャラゴが発した言葉は、
「今は、お昼の一時チャオね」
「何言ってるチャオ!こんなに真っ暗なのに、
何で昼って言えるんだチャオか!?」
ビンが大声で否定します。
「ま、待つチャオ!あとできちんと話すチャオ!
君達は、もう帰っていいチャオよ」
チャラゴは、アリグ達の世界に来ていたチャオを帰しました。
と、そこへ一匹のチャオが来ました。
「あ、やっと戻って来たチャオか、チャラゴ!
それにしても遅かったチャオね。
始めまして、僕、アリグっていうチャオ!」
もう一方のアリグ達は、口をあんぐり。
アリグと名乗ったチャオは、確かに形はアリグとそっくり。
けれども、体の色は、アリグと違って銀色でした。
(来た方のアリグは、体が金色です)
「な、何で同じ名前なんだチャオ!?」
金のアリグが驚いて聞きます。
「ここの世界は、住んでるチャオの名前も
そっちの世界とそっくりなんだチャオ」
銀のアリグが答えます。
「で、助けて欲しい事って、何チャオか?」
ギアが質問します。
「大変なんだチャオ!
ここの世界のチャオが、太陽を壊しちゃったんだチャオ!」