♯3

「まったく、こんなガーデンになんの用があるんだチャオ?」

木の実騒動で不機嫌なギアがぼやきます。

「これチャオ」

ヒーローのチャラゴが取り出したのは・・・

「ただの石ころじゃないチャオか」

「あの石像のポヨだチャオ」

「ええ~!!」

チャラゴに突然言われたせいで、みんな動揺が隠せません。

「僕は、別の世界から来たチャオなんだチャオ。
 ここの世界と、とっても似ているんだチャオ」

「その別の世界から来たチャオが、こっちに何の用なんだチャオか?」

「そうチャオ!」

アリグの発言に、みんなが頷きます。

「僕達の世界を助けて欲しいんだチャオ!
 こっちの世界は今、とても大変な事になってるんだチャ・・・痛!」

チャラゴは、あまり急いで話したせいで、舌を噛んでしまいました。

「理由は分かったチャオ。でも、そっちの世界へ
 どうやって行けばいいんだチャオか?」

ビンが聞きます。

「この世界とは、このチャオ像で繋がっているんだチャオ。
 ポヨが、その鍵なんだチャオ」

「よーし、すぐに行くチャオ!」

「ちょっと待つチャオ!そっちの世界から来たチャオも
 連れていくチャオよ!」

ナシャが言いました。

「分かったチャオ!
 行くのは、僕とジェアとギアとナシャと
 ビンと他の二匹のチャオ。これでいいチャオね」

アリグが出発するチャオを数えます。

「準備はいいチャオか?それじゃ行くチャオ!」

チャラゴがチャオ像のポヨを乗せた時、
強い光の渦が起こりました。

アリグ達は、その中に吸い込まれていきました・・・・・。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第131号
ページ番号
3 / 6
この作品について
タイトル
ナイト・オブ・チャオ
作者
もぐもぐら(木琴)
初回掲載
週刊チャオ第129号
最終掲載
週刊チャオ第133号
連載期間
約1ヵ月12日