第?章(忘れた)「チャオフレンドーズ。」
第?章(忘れた)「チャオフレンドーズ。」
−チャノピ−
「…?」
ゆっくりと体を起こす。
目の前には何本もの鉄の棒、どうみたって檻だった。
そしてテーブルの上にはスープが。
「そうだ…僕たち…最後にココアの魔法を使って…。」
静かにスープを飲んだ、少し水っぽかったがかなりおなかが減っていたので文句は言わなかった。
「気を失って…。」
チャノピはまた眠ってしまった。
−チャチャ−
「開けてよぅ!しかもスープ一杯じゃ足りないよぅ!」
鉄の棒をガクガク揺らすチャチャ。当たり前だがそれでも鍵は降ったり出てきたりするわけがない。
さっきまで隠し扉の場所も探しつづけていた。
むしろないのだ。
「むぅー。」
−チャル−
「…?日記?」
スープを飲み干し、古い日記を見つけたらしくそれを読み始めた。
「☆月○日 ここの支配者ステラの事がわかった。彼は夢の世界の王になるのが夢で、一人の娘に一目惚れしてその娘は捕らえられているらしい。」
次のページに思いがけない事が載っていた。
「今日も脱獄してまた捕らえられた人がいた。どうやらステンドグラスに何か関係あるらしい。余計な事に首を突っ込まなくてもいいが、一応書いておく事にする。P・S ここだけの隠しトンネルを作った。」
これを見てチャルは川柳を作って読み出した。
「脱獄に、ステンドグラス、関係アリ。 ステラさん、ミッズを捕らえ、大暴れ。」
ベッドの下の隠し穴を抜けていくチャルだった…。
その後、2人を助け出した。そのころココアは…。
−ココア−
「っつ・・・!」
「最後の魔法と行こうじゃないか?ココア君。」
ステラが眠ったミッズを連れている。もちろんストークスもいた。
ここは塔の最上階だった。ただの最上階じゃない。ステンドグラスからしか入れない隠し最上階だった。
「ここで君は洗脳魔法をかければここは僕のものとなり、この娘(こ)も僕のものとなる。もちろん君達の村の人達はここでずぅーと僕に従えてもらうよ。」
ココアが辺りを見回した。誰か。一人でもいいから助けにきて欲しい。
そう思ったその時だった。
「こぉ~の世に悪が~いるかぎり~。」
「?」
さらに歌は続く
「お~れぇ~達は~動き出す~♪」
「木の実でも~もらえなくても~♪」
「正義のためならいくらでも!」
「レッドグリーンチャル!」
「ブルーパープルチャチャ!」
「パープルイエローチャノピ!」
「3人合わせて『初代チャオフレンドーズ!』脱獄して10分只今参上!」
この派手な登場にストークスは拍手をした。
「バカ!拍手してる場合か!早くこいつらをやっつけろ!」
だが、ストークスは一瞬で4人にボコボコにされていた。
ステラは震え声でこういった。
「くそう…最期の最期の兵器を使うとは…。」
「!!?」