「夢の町?ドリームタウン」

チェリーは自分より大きい杖を持っていてチャチャ達に突っ込んでいった。
「いくです!ボクの魔法攻撃、うけてみよです!」
チェリーは空高くジャンプし、こう叫んだ。
「キャンディー・クラッシュ!!」
ピンクと黄色の爆発があちこちで起こった。
煙が上がり何も見えなくなった。
「う~~~。みんな!どこにいるの!?」
「チャル!僕はこ…。」
「ラムネカッター!!」
水色の鋭い刃が煙を裂いた。
チャノピはもう少し右にいたら頭が出血多量になるところだった。
煙が消えると、コンテナは木っ端微塵(こっぱみじん)になっていていた。
チェリーも爆風に巻き込まれたせいかボロボロになっていた、が。
「マシュマロリーフ。傷を癒せ。」
チェリーの傷が見る見る消えていてしまった。
「どうです?手も足も出ないだろうです!元々僕に勝てないのです!」
「サンダー・ラン。」
チェリーの横でものすごい勢いで何かが飛び出し、杖を奪い取った。
その何かはココアだった。杖の先端を向けている。
チェリーは驚きの表情も出さず、鼻で笑った。
「ふん。たかが飛ぶ事しか能のない魔女が何が出来るっていうんだです?」
「これ以上何も言うな!今すぐやってしまうぞ!!」
ココアは八重歯をむき出しにしてチェリーを睨みつけた。
こんなココアを見たのは3人とも初めてだった。
「わたしだって…このぐらい…このぐらいの魔法なら…。」
ココアは半分泣きそうな顔で杖に精神を集中させていた。
とても小さいが青い光が杖の先から出ていた。
そしてついにチャルがココアの持っている杖を持った。
そして、チャチャ、チャノピと続いた。
「精神ぐらいは協力してあげるよ。」
「3人で協力しなくちゃ。」
「ね♪」
青い光がだんだん大きくなっていく…そしてついにかなり巨大な光となった。
「う…こうなったらです…。」
チェリーが二本のナイフを取り出した。
ココアが呪文を叫んだ
「ビーズレインショット!」
「フルーツ百列斬!!」
ココアとチェリーの掛け声がほとんど同じだった。
チャノピは大量の何色のもビーズが出てきたのは憶えていた…。
5人は気を失っていた。そこへさっきのステラとストークスがやってきた。
「よくやってくれたじゃないの…。でもあの子は僕のもの、絶対君たちには返させはしない…ストークス!こいつらも牢屋にブチこんでおけ!チェリーは僕が連れて行く!牢屋がいっぱいなら地下室でもいいがバラバラにしておけ!集団にしておくとやっかいだからな!フフ…ハハハハハ…。」
ステラはチェリーを引きずりながら高笑いしていた。まるで恐怖と楽しみが混じったかのように・・・。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第41号
ページ番号
15 / 17
この作品について
タイトル
新チャオフレンド
作者
まっきー(ライカ)
初回掲載
週刊チャオ第26号
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約3ヵ月25日