2話 旅は道連れ

翌日

疲れたー
僕らは今、村に向かって歩いていると思われる。
ソーカーは元気でいいな
ぼくはもうばてばてだ。
「ねぇ、まだつかないのー?」
「つかねえよ」
ソーカーはレスポンスした。
神様、どうかお助けをー

3時間後

「着いたぞ」
ソーカーに言われ、僕はあたりを見渡す。
「何も無いじゃん…」
「そう、その通り。実はこの地下に街があるんだ。そしてそこに行くには1111段もある階段を降りるんだよ」
「なんで地下にあるんだよ!」
「やっぱ…なんとなくじゃん?」
「おまえの考えなんか訊いてねえよ!」
「なら訊くなよ!!」
「逆切れしてんじゃねえ!」

それはともかくソーカーとの゛スキルの差”と言うやつで僕は階段を降りる羽目になった。
やれやれ






階段を降りたと思ったら,目の前にエレベータが現れた。
上を向いた矢印が光っている。
「ありゃしまったなー エレベータがあったのか」
「エレベータを使えばあんな疲れる階段を降りずに済んだのに」
「だって知らなかったのに乗れるかよ」
「ちゃんと調べろ」
「年上に向かって命令口調はいかんねえ」
僕は子ども、ソーカーは大人だ。しかし
「精神年齢では上だ」
「実年齢では上だ」

「そのエレベータ動いていませんよ」
知らない声がした。
「っていうかあんた誰?」
ソーカー,初対面なのに丁寧語ぐらい使えよ。
「あっ申し遅れましたチャドラといいます」
まじめそうな人だなって僕は思った
「チャオノカミサマのことを研究しています」
えっチャオノカミサマ!それって僕らが探してるやつ!!
てか初対面でしゃべるか?普通
ソーカーが聞いた
「あなたもチャオノカミサマを探しているんですか?ちなみに僕の名前はソーカー,こやつはダンプといいます。」
「タップ!」
僕は思わず叫んだ。
「名前のことなんかどうでもいいじゃないか,タンプ。それより今はこの話に集中しようよ」
「ま,こんなところで立ち話もなんですし,家に来ませんか?」
「賛成、早く行こう」
「じゃあ行きましょうか」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第112号
ページ番号
2 / 10
この作品について
タイトル
願いをかなえるチャオ!
作者
チャピル
初回掲載
週刊チャオ第110号
最終掲載
週刊チャオ第123号
連載期間
約3ヵ月2日