番外編-2-
番外編-2-「魔法、呪文の原点」
僕は一冊の分厚い本を広げた。
本のタイトルは『魔法、呪文の原点』。
開くと作者の顔写真、コメントがのっている。
「魔法や呪文は訓練さえすれば誰でも使いこなせます。
さあ、あなたも楽しい魔法、呪文の世界へ!」
『魔法』とは・・・・・
相手に危害は加えない。正し使い方によっては相手に危害を加えることもある。
大昔に、『タコス』というチャオが発見した能力。
『魔法』の種類について・・・・・
『源の法』・・・主に物体、生命を生み出す魔法。
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『一』・・・物体作成の法(主に物体を作成する魔法)
『二』・・・生命の法(主に生命を生み出す魔法)
『自然の法』・・・主に自然の力をかりる魔法。
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『一』・・・大地の法(主に自然を育てる、自然を動かす、大地を動かす魔法)
『二』・・・天候の法(主に天候を変化させる、気温を変化させる魔法)
『三』・・・火の法(主に火を熾す、火を動かす魔法)
『四』・・・水の法(主に水を生み出す、水を動かす魔法)
『時空の法』・・・主に時空を変化させる魔法。強力な魔法で使用できる者は少ない。
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『一』・・・時の法(主に時間を早送り、早戻しさせる魔法)
『二』・・・空の法(主に空間に歪みをつくる魔法)
『魔素』とは・・・・・
『魔法』をつかうには『魔素』というパワーが必要。
『魔素』がなんなのかは未だに不明。
『魔力』とは・・・・・
『魔法』は何回でも使用できる訳ではなくチャオの脳内にある『魔所』によって生み出される『魔力』というエネルギーを消費して使うことができる。
『魔力』は筋力と同様、鍛えることができるが、全ての『魔力』を使い切ってしまうと『理性』を失ってしまう。
『呪文』とは・・・・・
相手に危害を与える為に生まれたもの。
大昔に、『イカス』というチャオが発見した力。
『呪文』の種類について・・・・・
『呪文』には『魔法』にあったような記述(~の法)は一切無い。
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『一』・・・主に相手を苦しめる為の呪文。
『二』・・・主に相手の感情を変化させる呪文。
『三』・・・主に相手を殺す呪文。使用してはならない呪文。
『タコス』について・・・・・
『タコス』についての記述は『星府』に保管されている『古伝記』に記されている。
両親は不明。
弟子の『イカス』に殺害されたとしるされている。
『イカス』について・・・・・
『タコス』の弟子。
『タコス』を殺害したのち処刑された。
両親は不明。
小さく息をつき僕は本を閉じた。