第2章-4-
第2章-4-「綺麗な笑顔」
あっけにとられた俺を放って、チュジュキさんは仕事をテキパキと終わらせてしまった。
チュジュキ「今日の仕事はこれで終わりですね」
チャロウ「・・・・・・・・・・・・・・」
チュジュキ「チャロウ君?」
チャロウ「え!?はい?」
チュジュキ「初めて見る魔法はどうでしたか?」
チュジュキさんは綺麗な笑顔を見せ俺に問いただした。
チャロウ「魔法ってなんなんですか?」
チュジュキ「・・・・・この世には『魔法』と『呪文』というものがあります」
今日はとまりで明日のパーティに参加させてもらえるそうだ。
こんなおいしい話あるもんなんだなぁ・・・・・。
そこから延々とチュジュキさんの『魔法』と『呪文』についての話が続いた。
翌日―――――
部屋のカーテンを開け、窓を開ける。
涼しい風が吹き目が覚める。
後で扉が閉まる音がした。
振り向くとチュジュキさんが肩にタオルをかけてた。
チュジュキ「おはようチャロウ君。よく眠れた?」
チャロウ「ええ」
チュジュキ「今日のパーティ楽しみだね。」
チュジュキさんはまた微笑む。
チャロウ「はい」
パーティ。
久し振りにそういうものを味わうことになるが、俺にとってはどうでもよかった。