第2章-1-

第2章-1-「静かなる草原」


風が静かに草原に吹く・・・・・

広い草原に俺だけがいる・・・・・・

風が気持ちいい、優しく草が体を撫でる・・・・・

たんぽぽの綿毛が空を舞う・・・・・

大陸一の大草原、『オウル草原』・・・・・

兎が草原を風のように走りぬく・・・・・

俺は立ち上がり自分の家に向って歩きだす・・・・・

水色の体をしたチャオが俺の元へ走り寄る・・・・・

???「お~い、チャロ~ウ!」

こいつの名前はメガ、メガ・ブラウス。

俺の家の隣に引越してきた同い年のチャオ。

両親を幼くして亡くし、病弱な妹さんを1人で養ってる。

友達ながらこいつのことを尊敬している。

チャロウ「なんだよ」

冷たく言い放つ、メガがムッとした顔をする

メガ「隣町でいいバイトがあるってよ!」

・・・・・は?

チャロウ「俺はもう新しいバイトなんかいらなぇよ!」

メガ「いや、でも時給1000リングだってよ!」

・・・・・・・・・・

チャロウ「ぜってぇそれインチキだって!やめとけよ!」

メガ「いやぁ、俺もそう思ったんだけどよ~」

頭をかいている・・・・・

メガ「城のパーティの準備だってさ!」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第283号
ページ番号
7 / 14
この作品について
タイトル
名無しのゴンベェ物語
作者
パシリん
初回掲載
週刊チャオ第280号
最終掲載
週刊チャオ第296号
連載期間
約3ヵ月23日