第2章-1-
第2章-1-「静かなる草原」
風が静かに草原に吹く・・・・・
広い草原に俺だけがいる・・・・・・
風が気持ちいい、優しく草が体を撫でる・・・・・
たんぽぽの綿毛が空を舞う・・・・・
大陸一の大草原、『オウル草原』・・・・・
兎が草原を風のように走りぬく・・・・・
俺は立ち上がり自分の家に向って歩きだす・・・・・
水色の体をしたチャオが俺の元へ走り寄る・・・・・
???「お~い、チャロ~ウ!」
こいつの名前はメガ、メガ・ブラウス。
俺の家の隣に引越してきた同い年のチャオ。
両親を幼くして亡くし、病弱な妹さんを1人で養ってる。
友達ながらこいつのことを尊敬している。
チャロウ「なんだよ」
冷たく言い放つ、メガがムッとした顔をする
メガ「隣町でいいバイトがあるってよ!」
・・・・・は?
チャロウ「俺はもう新しいバイトなんかいらなぇよ!」
メガ「いや、でも時給1000リングだってよ!」
・・・・・・・・・・
チャロウ「ぜってぇそれインチキだって!やめとけよ!」
メガ「いやぁ、俺もそう思ったんだけどよ~」
頭をかいている・・・・・
メガ「城のパーティの準備だってさ!」