第1章-2-
第1章-2-「大雨の中」
私は目が覚めた。
今日は台風がきているので雨は物凄く降っている。
今日は洞窟の中でゆっくりしよう・・・・・。
ズゴオオオオオオオオオォォォン
島が突然大きく揺れた。
私「地震・・・・・じゃない!」
地震じゃない。
何かが・・・・・引き抜かれる音・・・・・。
洞窟から急いで外に出る。
私「なんで・・・・・なんで大樹が・・・・・!?」
島の中央にある大樹が無くなっている。
バシュン
後ろを振り向くと一匹のチャオがいる。
私「誰?」
???「私はあなたの分身・・・・・」
私「なに?聞こえない!」
大雨で相手が何を言っているのかが聞こえない・・・・・。
ただ分るのは・・・・・。
水色の姿に大きな2本の角、赤いリングの様なものを体中に・・・・・全部で6つ着けている。そして大きな赤黒いマントに何か模様が刻まれている。
???「今日はあなたと会える日なのに生憎の大雨だ・・・・・また今度お会いしましょう」
私「待って!大樹は!?大樹を返してぇ!!!」
バシュン
私は全てを失った気分になった。
小さい頃から・・・・・。
この木だけだった・・・・・。
私と喋ってくれたのは・・・・・。
私「うあぁあああああああああぁああああああああああああああぁ」