第1章-1-
第1章-1-「『私』の物語」
ここは宇宙にある『ポヨ系』の星の1つ、マール星。
マール星は科学があまり発達していないものの、豊な緑と大海原でおおわれている星。
この星には大陸が1つしかない。
あとは無人島か珍しい民族が生息している小さな島々だけ。
私は大陸から最も離れた無人島で生活している。
産まれつき体が他のチャオとは明らかに違い、両親も私を捨て他の星へ行った。
でも私は今の生活の方が好きだ。
ジャングルのような大自然の中に、ただ1つとても大きく目立つ木がある。
この島にあった古い石碑によると、『神の大樹』とよばれているそうだ・・・・・
石碑には『大樹が切り倒されることは世界の終わりを意味する』と書いてあった。