第1章-1-

第1章-1-「『私』の物語」


ここは宇宙にある『ポヨ系』の星の1つ、マール星。

マール星は科学があまり発達していないものの、豊な緑と大海原でおおわれている星。

この星には大陸が1つしかない。

あとは無人島か珍しい民族が生息している小さな島々だけ。

私は大陸から最も離れた無人島で生活している。

産まれつき体が他のチャオとは明らかに違い、両親も私を捨て他の星へ行った。

でも私は今の生活の方が好きだ。

ジャングルのような大自然の中に、ただ1つとても大きく目立つ木がある。

この島にあった古い石碑によると、『神の大樹』とよばれているそうだ・・・・・

石碑には『大樹が切り倒されることは世界の終わりを意味する』と書いてあった。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第280号
ページ番号
1 / 14
この作品について
タイトル
名無しのゴンベェ物語
作者
パシリん
初回掲載
週刊チャオ第280号
最終掲載
週刊チャオ第296号
連載期間
約3ヵ月23日