~18巻 砂漠町華~
誰かが書いた日記らしき物。 ボロボロだった。何せ紀元前400年前だったから・・・。
それを見つけた時に全員は息を呑んだ。
チャロは、おろおろとした声で皆に聞く。
『ペ・・・ページ・・めくりますか・・かか・・っ?』
『・・・・そんなモンスターが出てくるワケじゃないんだし・・落ち着けば?』
ティカチャルはいつだって冷静だった。
全員は『捲って(下さい)(れ)』とチャロに指示を出した。。
“赤の3日目。 軍は動物を襲い、殺した。 町の住民6分の3まで減った。 もう何も出来ない。。。
夢は壊れ 町は沈む。 空は暗闇に 海は地下へ。 何もかもが沈み、暗闇に溶け、壊れた。
光の勇者が現る時、救われ、全てがよくなるであろう。”
『光の勇者って・・・お前の事じゃねーのかっ?』
ラインはヴィーズ指さし、叫ぶ。
『・・・アンタが光の勇者だったのね・・・』
以外ね・・と言いたそうにティカチャルはヴィーズに言った。
『え、ヴィーズさんが光の勇者なんですかっ!?』
チャロはものすごく驚いていた。
そんな驚かなくても・・・
と思うヴィーズ・ライン・チョコ・ティカチャル。
全員は、その日記らしき物を片っ端から読んでいった。
大体の状況は読め、書いた人物はチャスティックタウンの王だった。 しかし。チャスティックタウンで使われる文字で解読しても、訳のわからない言葉があった。
ーー空竜が巻き 海獣が滅ぼし 砂漠町華は崩壊する事 シャレンクス予言し。 鮮やか描く虹は黒一色であり、喜は不可であり。5人の上者が封印しけり。 シャレンクスの予言は封印されぬ・・・砂漠町華は崩壊するのは万全である。 空竜と海獣が居る限り、シャレンクスの予言力がある限り、砂漠町華は崩壊する・・・空竜達は不老不死の存在であり、何も抵抗できる物は居ないーー
『・・・砂漠町華・・・ってチャスティックタウンの事か・・・?』
『空竜・・・・海獣。。。』
『シャレンクス。。。って誰でしょうか。。。』
『・・・・予言力・・・か・・』
『・・・・だれが書いたのでしょうか・・・・』
全員が謎に包まれたとき、風か舞い降りた。