~14巻 対照的な昔~
先週は出せなくてすいません;;
前回のあらすじ
フラワーロードを走っていったらヴィーズ達は罠に填った。
名はティカチャル。 私が憎いかと聞いてきた彼女には無数の傷があった。 その傷を治そうとする・・・
でゎ、ドウゾ☆
☆
『酷い傷・・・』
腕を治すチョコの脳裏にはこの傷の原因を突き止めたいという気持ちがあった。
ティカチャル 『わざわざアリガト・・』
冷めた表情で口だけ動かすティカチャル。
治療しようとしても、今の薬品では直せない薬があった・・・
目をその傷に集中させ、ブツブツと物事を言い始めた・・・
チョコ 『我の力で治せない傷を治すため・・ 我に汝の力を貸したまえ・・・ 今解き放った力を我に授けょ・・・・』
ボォッと淡い光で包まれたチョコの手。 いつもよりも見開いた目。
チョコ 『ヒーリング!!』
カキッ・・・・
弾かれた技・・・ チョコは唖然としていた。
ティカチャル 『この傷は治らないゎ・・・ 呪いがかかっているから。』
チョコ 『理由を聞かせて頂けませんか・・・?? 私たちに関わってるかもしれないので・・・』
目を瞑り、そっと過去を話し始めた・・・・
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ティカチャルが幼いとき。 今とは対照的に明るかった頃。 朝から弓の練習をしていた。
夜遅くまで。
ティカチャル 『ホーリー・・・アローッ!!』
シュンッ・・・・・ パシッ!
的に命中した。 やった・・・w と喜んでいた・・
その日は何日も続いた。 次第に狙いを定める時間が短くなったし、実際に近くの猪なども倒していた。
冬が来た日、帰りが心配なのでティカチャルの母、ティカシャはティカチャルを迎えに行った。
ティカチャル 『ぁ、おかーさんっ!!』
大事な弓を持って駆け寄ると、ティカシャはティカチャルの頭に手を置く。
ティカシャ 『寒くなってきたから帰ろう?』
うん・・・!!!
2匹手をつないで歩き、どこからみても普通の親子だった・・・