~12巻 ダッシュの罠~
ミィサリーから出た3人は、次の目的地など決めていない。
自由気ままに歩いているのだ。
3人は何時間も歩き続けているが、同じ場所を歩いているように思えた。 同じ順序で、様々な花が咲いていたからだ。
フラワーロード・・・・
遠くに建物を見つけたヴィーズは、目を開いた。
ヴィーズ『アレ見ろよ!』
ヴィーズは指を指す。
ライン『建物・・・かぁ?』
チョコ『行ってみませんか?』
よっしゃ!競走だっ!!
ラインは声を盛り上がらせる。
2人はそれに乗っかった。
・・・・・よー・・・・いっ。。。 ドンッ!!!!
3人は駆け出す。 同じ順序で、様々な花が使われたフラワーロードを。
トップはヴィーズ。 手を尖らせて走っている。
いつものヴィーズよりも、面白かった。 目を大きく開かせていたからかもしれない。
2番はチョコ。 小さなポシェットを揺らせながら走っている。いつもと同じような光景だったが、かなり焦っていた。
ビリはライン。 言い出したのはラインなのに、ビリだ。
その時・・・・
ズボッ ザーッ うわぁっ!?
ヴィーズは落とし穴、チョコは投げられた石で転び、ラインはべとべとの罠にはまった。
ライン 『ソードッ!!』
チョコ 『ヒーリングッ。。。』
ヴィーズ『チェーン・・』
ラインは剣でべとべとを切り裂き、チョコは自分の傷を治す。
ヴィーズは鎖で上にはい上がった。
こんな罠仕掛けたの誰だよ。。。
ラインは口に出した。 3人はこの罠を仕掛けた人を恨んだ。
『私が憎い・・・??』