残す事
光の中からは、チャール達の親が現れた。
「お父さん!」
チャースは飛びついた。
「おっと、まだ甘えん坊チャオな。」
と、親のチャズは言った。
すると、チャールが
「生きてたチャオか!?」
チャズは微笑しながらこういった。
「うーん、一度は死んだチャオ。」
その後、チャームが問う。
「どうして、ここにいるの?」
「実は、神様にちょっと生き返して貰ったチャオ。今日はみんなに言いたい事もあるチャオ。」
チャールはにこにこしている。
しかし、チャズはやや深刻な顔をしていった。
「もう、お母さんのチャウはあえないチャオ。」
「!?」
「お父さんには会えて、お母さんには会えないチャオか!?」
3匹はチャズの顔を見ながら聞いている。
「でも、いつか会えるさ・・・・・・・・・あと、絶対、また襲われたりしても、逃げるチャオ。この滝の裏へと・・・・・・・・」
そう言うと、チャズの体が薄くなっていった。
三匹が驚いた頃には、もうチャズはいなかった。
「・・・・・・・・・・・・」
しばらく沈黙が続いた。
しかし、黙っていては仕方がないと、三匹は普段の生活に戻った。
この事には一切触れずに・・・・・・・・・・・
きっと、悲しくなるからだろう。
でも、心には残っているだろう。
つづく