光
森のチャオ・光
ここの森にはチャオが3匹いる。
親はいない。もう、この世にいない。
「ここの森の水はきれいチャオね!」
3匹のチャオのうちの一番の兄貴分、チャールが言った。
「泳ぐの気持ちいいチャオ~」
今度は、マイペースなチャースが言った。
「・・・・・・・きれいチャオね。」
無口で、静かなチャームが言った。
親を失ったのは3年前。
もう3匹は、思い出すことは無いだろう。
親は、この3匹を狼から守り、死んでしまった。二人とも・・・・・・・・
逃げ切った3匹は、滝の裏で見つけた洞穴をすみかにしている。
周りには、木の実が成っている木もあり、ここでの生活にはもう慣れている。
「おなか減ったチャオ、木の実を取るチャオ」
と、チャール。
「もう食べてるチャオよ?」
チャースはもう木の実を食べている。
「ずるいチャオ!」
チャールは笑いながら言った。
チャームは、他の木の実を食べていた。
「先に食べてるから・・・・・・・・・・」
そして、3匹は食べ終わり、いつもの洞穴で寝ようとした。
しかし、なにやら奥が光っている。
3匹は、不思議そうに近づいた。
その瞬間、光が大きくなり、周りは光に包まれた。
「な、何チャオ!?」
チャール、チャースはびっくりしていった。
「これって・・・・・・・・・」
チャームは静かだが、少し目を大きくしている。
滝の奥では、光がやんだ。
「あ、あれは・・・・・・・」
3匹は声をそろえていった。
つづく