【後編】
チャッグ「犯人は・・・お前だ!!!」
指さした先には・・・!?
ケイ「!!!!」
チャッグ「ケイ!君チャオ!!!」
リウ「ホッ・・・」
ケイ「待てよ!なんで俺なんだチャオ!」
チャッグ「君は、最初、岩の上にのぼったチャオね?」
ケイ「なにぃ・・・なんでチャオ!」
チャッグ「滝がながれる、横の岩の上チャオ。」【ホムペで状況確認】
ケイ「おいおい、何決め付けてるチャオか?」
チャッグ「このガーデンの岩の上には、小さい石コロがたくさん敷かれているのは、わかるチャオか?」
ケイ「・・・知ってるチャオ。だから上がると痛いチャオ!そんなとこのぼらないチャオよ!」
チャッグ「ところがどっこいチャオ!そこからなら、君の大きなツバサで、ジイヤ達が話しているとき、ゆっくりと降りて、卵を盗み、そしてまた上へ飛んでいけるハズチャオ!」
ケイ「なんでチャオ!だいたい俺は、おぼれてたチャオ!岩の上にあがったら、濡れた足跡がつくチャオよ!」
チャッグ「いや、君は、卵を盗んで、隠してから、湖に入ったんだ。
ケイ「はぁー?なんだチャオ!!」
チャッグ「君は、まず、岩の上から飛んで、卵を盗んだ。そしてある場所に隠してから、湖に静かに下りた。そうして、足についた、小石を落としたんだ!」
チャッグが湖のある場所を指さすと、ソコには、小石が複数沈んでいた。
ケイ「おいおい!待てよ!リウはどうなんだよ!なんで俺が犯人って決めるケルンだ!?」
チャッグ「リウは、ずっと木の実を食べていたチャオ。」
ケイ「は!?そんなの食べてなかったかもしれないチャオよ!」
リウ「え・・・僕、食べてたチャオ・・・。」
チャッグ「ケイ!よーく見るチャオ!彼の手と、腹と足の先を!」
すると、そこはベトベトと黄色い汁でぬれていた。
チャッグ「におい、かいでみるチャオ!」
ケイ「は・・?・・・これは・・・木の実のにおいだ!」
チャッグ「食べたときに、汁がついたんだよ!」
ケイ「だ、だが、卵を盗んでから、食ったかもしれんチャオ!」
チャッグ「だってさ、盗む手段は、飛ぶしかないんだよ。しかも、直接、ソコへ飛んでいったら、すぐバレるじゃないか!」
ケイ「・・・?」
チャッグ「だから、岩の上からそぉっと卵を盗まないと、バレるってこと!」
ケイ「で、なんだよ。」
チャッグ「足には、小石のカスがつく。だから、降りたとしても、水か何かで洗わなければ、小石がとれないんだ!しかも、水で洗ったら、砂に足跡がつくチャオ!」
ケイ「む・・・木の実の汁で、足の小石を洗い落としたかもしれないチャオよ!」
チャッグ「それはないね、それだったら、リウの足元に、ベタベタとした小石が落ちているハズチャオ!」
ケイ「ヌ・・・、だが、だいたい、泳げない俺が、わざわざ飛び込むと思うかよ!おぼれるのは、かなり苦しいことだチャオ。」
チャッグ「だからね、君は、泳げないフリをしただろう!」
ケイ「なっ・・・!」
チャッグ「本当は泳げるのに、泳げないフリをした!わざと荒っぽくおぼれ、足の小石を自然に落としたんだ!」
ケイ「!!!」
チャッグ「そして、なによりの証拠。君の足のうら、見せて。」
ケイ「な、なんだよ!やめろよ!」
チャッグは、ムリヤリ、ケイの足を持ち上げ、足の裏を見た。
チャッグ「小石は洗い落とせても、小石がくいこんだアトは、落とせなかったみたいチャオね!」
ケイの足の裏は、小さいへこみが、いくつもあったのだ!
チャッグ「このへこみは、君が小石をふんだときのものだろう!どうなんだチャオ!犯人、ケイ!!!」
ケイ「フフフ・・・なかなかやるチャオね、その推理、驚いたチャオ・・・・」
チャッグ「ということは・・・当たり!?やったチャオーー!」
そして、チャッグは、上機嫌で、イスに座って寝ていた、シュウのところへいきました。