【オマケ。っていうか結末】

チャッグ「シュウ!犯人がわかったチャオ!」

シュウ「ムニャ・・・え・・・もうわかったチャオか・・・。どれ、君の推理、聞かせてもらうチャオ。」

そして、チャッグは今までの推理を全てシュウに話しました。

シュウ「なるほど、犯人は、ケイ・・・。見事な推理だ。」

チャッグ「当たりチャオか!!ウワァーーーイ!」

シュウ「じゃあ、卵がどこに隠されているか、教えてくれ。」

チャッグ「フ、フ、フ。お安い御用チャオ!」

すると、チャッグは一生懸命、岩を上り始めた。

そこは、滝が流れる岩の頂上。

チャッグ「ヒコウタイプが隠したってことは、必ずココに・・・フフフフ。」

頂上にある、大きな草の中に、手を突っ込んだ。

シュウ「さあ、早く持ってきてくれ。」

チャッグ「え・・・?アレ・・・!?ちょっと!!!ないチャオ!!!」

ケイ「・・・」

チャッグ「ケイ!どこに隠したチャオ!!!」

シュウ「残念だったな、隠し場所がわからなければ、犯人がわかっても、どうしようもないな。」

チャッグ「え・・えぇえ・・・」

すると、ケイが大爆笑し始めた。

ケイ「ギャーーッハハハハハ!!!ヒィーー!腹イテェェ!!」

チャッグ「え?え?なんで笑うチャオ!」

ケイ「だってさぁーー!一言も、俺が犯人なんて、言ってないよぉーー!!!!ブッハハハハ!!」

チャッグ「え!?え!?どういうことチャオ!!!」

シュウ「残念だったな、さ、犯人、出て来い。」

すると、洞窟の中で、うずくまっていたゴウがでてきた。

ゴウ「犯人は、俺チャオ。チャッグ!」

チャッグ「え!?え!?」

シュウ「残念でした。いっちょまえな推理はできるようだが、真犯人をつかめることは、お前の頭では無理チャオね。」

デン「さあ、ゴウ、話してやれ。」

ゴウ「フフフ、俺は、ジイヤたちが話している間に、チャオカラテの洞窟からコッソリとでてきて、ピョンピョンと、岩を駆け上ったチャオ。」

チャッグ「・・・で?」

ゴウ「俺は、手足、体、どこも鍛えているチャオ。チカラタイプでも、足が速いのは当然チャオ。俺は、さっと、ジイヤたちの後ろに降りて、卵をうばって、そして鍛えた足での、ものすごいジャンプ力で、また岩に登ったチャオ。」

チャッグ「え!?ちょっと待つチャオ!それなら、足に小石がつくチャオ!なのに、ついてないチャオよ!」

ゴウ「俺は、岩にまた登ってから、洞窟に向かったんだ。そこに、滝がある。だから、ソコで足を洗ったチャオ!そして、金の卵を持って、洞窟へ隠れたチャオ。」

チャッグ「え・・・」

ゴウ「そして、洞窟の中に卵を隠してから、あとは座り込んで、落ち込んだ真似をしたのさ。」

洞窟の奥には、光った金の卵が見えた。

チャッグ「意義あり!あそこの小石にのぼれば、石がくいこんで、アトがつくハズチャオ!ついてないチャオよ!!!」

シュウ「ハハハ、チャッグ、彼が、手足、体をどこでも鍛えているのはわかるだろう。」

ゴウ「そう、あんなチンケな小石が、俺の鋼鉄の足に、くいこむとでも思っているチャオか???」

チャッグ「そんな・・・うわーーん!!インチキだーー!!!」

シュウ「なんでだよ!」

チャッグ「と、とにかく、お前らズルしたチャオ!いきなり犯人を差し替えるなんて、ズルいチャオ!」

ゴウ「おいおい、俺は、シュウに言われたとおり、やっただけさ。だからキミにはポヨがないのさ!!!」

ケイ「ったく!自分で間違えたんだろうが!」

チャッグ「ポヨあるチャオよ!!脳無しってことチャオか!?ムッカー!とにかく、ズルいチャオー!俺は悪くないチャオ!インチキ!これは無しチャオーー!」

デン「・・・バカだチャオ。」



そして、チャッグには、探偵の才能がないことが、皆はよ~くわかりました。

めでたしめでたし。

このページについて
掲載号
週刊チャオ 聖誕祭記念号
ページ番号
4 / 4
この作品について
タイトル
名!?探偵チャッグ
作者
雷神(プラズマ)
初回掲載
週刊チャオ 聖誕祭記念号