【第2話】

じいちゃんは鞘から出した剣についているほこりをはらい、剣を鞘に収めるとこういった。
【じいちゃん】「ほら、その鞘を腰にはめなさい」
僕は言われたとおりに腰にはめた
【チャス】「はめたけどさ・・・何でこんなことするんだ?」
【じいちゃん】「それはお前が選ばれし者じゃからじゃ・・・」
 ・・・・・・・・・・・
【チャス】「は?何いってんのじいちゃん、冗談はやめてよ」
【じいちゃん】「・・・・・・」
じいちゃんは何も言わなかった。それにじいちゃんが冗談を言うはずがない。
【チャス】「・・・話を続けてよ・・・」
【じいちゃん】「この星に選ばれし者は7人いる、そしてそれぞれのチャオは伝説の7つの武器の魂、すなわちウェポンソウルが秘められているんじゃ」
【チャス】「その一人が・・・僕・・・か。」
【じいちゃん】「うむ」
じいちゃんはゆっくりうなづいた
【じいちゃん】「もう1つ話がある」
ゴゴゴゴ・・・ピカーーーーーン
また雷鳴が聞こえる
【じいちゃん】「いまの雷は剣帝 クラウン の復活の合図じゃ、そして・・・」
【チャス】「そいつを僕が倒しにいく・・・のか・・・」
じいちゃんはうなづいた
【じいちゃん】「しかし、普通に戦って勝てる相手ではない。」
【チャス】「じゃあ、どうすれば・・・」
【じいちゃん】「まずは、お前の除く、6人と合流するのじゃ」
【チャス】「その人たちはどこにいるんだ?・・・」
ゴゴゴゴゴ・・・・・ピカーーーン
また雷鳴が鳴る
【じいちゃん】「1人はこの町にいる」
いったい誰なんだろう・・・
【じいちゃん】「これをもって・・・旅にでなさい」
じいちゃんはポケットから丸い珠を取り出した。その珠は白色に輝いていた。
【じいちゃん】「この珠は、ウェポンソウルを持っているチャオに近づくと赤色に光るんじゃ。さて、そろそろこの村から出なさい、もうクラウンの手下達がこの村に向かっているはずじゃ・・・」
【チャス】「じゃあじいちゃん、はやくいこう」
【じいちゃん】「いや、わしはもう年寄りじゃ、お前と違って早くは走れない・・・ここにのこるよ・・・」
【チャス】「そんな・・・」
するとじいちゃんが言った
【じいちゃん】「チャス!早く行くんじゃ、くずくずするでない」
【手下A】「おっ、こんなところにもいたぜ♪」
外から声が聞こえた
【じいちゃん】「くそ、みつかったか・・・チャス、裏口から逃げなさい。はやくっ!」
【チャス】「わ、わかった」
チャスは裏口から出て、村から出ようと豪雨の道を全速力で走った。
 ピチャ・・・ピチャピチャ・・・・・
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【チャス】「ふぅ、やっと村から出れたけど・・・」
雨はいつの間にかやんでいた・・・



【???】「お、チャスじゃねえか」
後ろから声がした。僕は剣を鞘から取り出し、構えながら後ろを向いた。
【チャス】「・・・なんだシュウか・・・」
【シュウ】「うわっ、反応うすいなー」
【チャス】「どうしてここにいるんだ」
僕は剣を鞘に収めながら言った。
【シュウ】「はは、だいたいわかるだろ」
【チャス】「まさか、お前も選ばれし者・・・」
【シュウ】「ピーンポーン、大正解」
【チャス】「お前もウェポンもらったのか?」
【シュウ】「あったり前じゃん、これこれ」
シュウはベルトについている物を取り出し、指差した」
【チャス】「お前は・・・銃・・・か」
【シュウ】「当たり。そうだ、これを渡せって言われてたんだ」
シュウはリュックから1冊の本を取り出した
チャスはその本を受け取った
【シュウ】「その本は剣の扱い方、つまり技の書ってことだな」
僕はその本を受け取った
【チャス】「ふーん、ま、ありがと」
【シュウ】「さていくか・・・」
【チャス】「どこに?」
【シュウ】「東の塔・・・そこのボスをまず倒すんだ・・・」
僕たちが歩こうとした瞬間うえからダークチャオが降りてきた
【???】「まてっ、ここからは通さんぞ」
僕たちは武器を構えた
【シュウ】「技の書はもう読んだよな、よし初戦闘だ!」
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このページについて
掲載号
週刊チャオ第264号
ページ番号
2 / 19
この作品について
タイトル
マスターウェポン
作者
チャオ1号機(蜘蛛)
初回掲載
週刊チャオ第264号
最終掲載
週刊チャオ第280号
連載期間
約3ヵ月23日