第二話
グランド「ぐあぁぁぁぁ」
ジェノム「ふはははははは、今日からお前は俺様の支配下だぁ!」
・・・数時間後
チャコロ「んん・・・あっ!」
そこにはグランドとジェノムが倒れていた。
ジェノムはもう動かないらしい。
チャコロはジェノムに触れてみた。
ジェノムはいたって普通のチャオだった。
あの時の罪悪感はどこにいったのだろうか・・・
と、グランドが立ち上がった。
チャコロ「あっ、グランド!倒したのかい?やったなぁ!」
グランド「・・・フン・・・捕まえられるか・・・」
チャコロ「あだぁっ!!・・・っと、あれ?いないや・・・」
グランドはチャコロの鼻を小突いた。
しかも何故か声が二重になっている・・・
そして、チャコロが目の前を見た時にはグランドは100㎞位先にいっていた。
チャコロ「・・・ジェノムか。」
***「えーと・・・俺も混ぜてもらえますか?」
チャコロ「うわっ!さっきのじゃないか・・・」
***「名前・・・ねぇ。特にないんだけど・・・付けてくれるかい?」
ジェノムが前に乗り移っていたチャオである。
まぁ、この世界には【法廷】なる物が無いので死刑はないが。
チャコロ「君は素早かったんだろ?それじゃあ・・・
【ライト】・・・ありきたりだけどね」
ライト「十分だよ。・・・それに、光の速さより早くなるように・・・
こんな縁起のいい・・・かな?・・・・・・」
チャコロ「あ、それじゃあいきなりだけどどうだったのかな?」
ライト「・・・何か、足の無いダークカオスが・・・
「お前、素早いな・・・俺の手先にならないか?」
そんな事いってね・・・それで・・・
「いやだ」って言ったら・・・ヴ・・・
突然、体が重くなって・・・
頭の中で「ふはははははははは」って声が・・・
それ以上はまったく覚えが無いよ・・・」
チャコロ「・・・そうか。君は操られていたのか。
じゃあグランドも・・・アレか・・・」
ライト「あいつはいろいろな物に乗り移れる。
バスでも、飛行機でも、スポーツカーでもね・・・」
続く