第九話「衝撃の事実発覚!?森の中の遺跡」 ページ1

前回までのあらすじ
ってゆーかもう今回からずっとナックルズ視点決定。(かも)とっても書きやすい。

俺たちは運良く、森の中に落ちてきた。
木の葉がクッションになってくれたのだ。
「いててててて……ここ、どの辺だ?」
ソニックが起き上がった。今の今までびくびく震えていた奴とは思えないぜ。
「まだそんなに遠くへは来てなかったみたい。
植物の種類からすると……ミスティックルーインの森の中だよ」
テイルスも起き上がった。今の今まで暴走していたとは…………信じられないぜ。
しかし、まさかあんなところで自滅とはな………あれ?そういや…………
「なあ、テイルス。マグナムはどこいったんだ?」
俺がそう言うと、テイルスは大慌てであたりを見回し始めた。
そのまましばらく周囲を探し回っていたが、突然、がっくりとした表情をこっちに向けた。
「ダメだ~。だいぶ遠くまで飛んでいったみたい…………」
じゃあここからは歩いていくしかないのか…………。めんどくさっ。
「しかし、さっきの機能すごいな。なんだったんだ?」
そう言ってから、俺はこの話題に触れたのはまずかったか、と思った。
案の定、テイルスは満面の笑みを浮かべてこちらを振り向く。
傍らでは、さっきの惨劇を思い出してか、ソニックがもともと青い体をさらに青くして
ガッタガッタ震えている。やっぱりまずかったか…………しかしもう遅い。
「よっくぞ聞いてくれましたぁ!!あれこそマグナムに標準装備の新機能、
『セーフ○ィーセ○ン』だよ!!」
あえて伏字にしたのはパクリだから………ってことは説明しなくても大丈夫か。
「さっき使ったもの以外にも、あと4種類の兵器があって、
どれもすごい性能を持っているんだ!!そしてそれ以外にも驚くべき秘密の能力があってね…………」
自信たっぷりに説明を始めるテイルス。もう俺は無視する事にしたよ。
そんで、ふと木々の間に目をやったときだ。何か建造物のような物が見えた。
「おい!あっちに何かあるぞ!」
声に気付いたソニックは、俺と一緒に建造物のほうへ向かったが、
テイルスはまだ長々と解説を続けている。
こんな森の中で一人にするわけにもいかないので、俺はテイルスをひきずって行った。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第20号
ページ番号
13 / 16
この作品について
タイトル
マイルス君の珍妙な一日
作者
マッハ(服部)
初回掲載
週刊チャオ第3号
最終掲載
週刊チャオ第22号
連載期間
約4ヵ月14日