17話 ~彼等の復讐~
ユーロ達は…
ギ・エン「ゼノンとかいったか?…悪いが一眠りしててもらおうか…」
ゼノン 「……やるのか?……」
鎧竜 「俺も加勢する。」
ギ・エンと鎧竜は武器を構える。
ゼノンも2本の短剣を取り出した。
ゼノン 「敵確認…排除する…」
ゼノンは向かってくる。
鎧竜やギ・エン達と大してスピードは変わらないがゼノンの方が若干遅いような気がする。
ギ・エン 「鎧竜、一瞬で終わらせるぞ…」
鎧竜 「まさか…使うのか?」
ギ・エン 「……ああ」
そういうと二手に別れる。
その後、鎧竜が対ロンチャオに使ったあの煙りを出してきた。
ギ・エン&鎧竜 「俺たちの力を見せてやる…」
砂煙から2匹が出てきた。
そして…
ギ・エン&鎧竜 「いくぞ…ツインジャガー!」
すると、2匹は連続で四方八方から斬りつけた。
まるで獲物を狩るヒョウのように…
ギ・エン 「…やったか?」
そう確信したときミヒューが出てきた。
ミヒュー 「アンタも馬鹿ネ」
鎧竜 「何!?」
砂煙りが風で飛び中のゼノンが見えてきた。
鎧竜達が見たゼノンはさっきと変わらない傷一つないゼノンだった。
しかし色が違う…。さっきまでダークチャオだったゼノンがなんと、ヒーロー色ではないか。
ゼノン 「偽装が剥がれたか…」
鎧竜 「偽装!?貴様は…」
ゼノン 「俺はヒーローだ。文句があるか?」
リリー 「ありありよ。なんでヒーローが…」
ミヒュー「アタイが説明してやるノサ」
ミヒューが言うには、この都市、グランドヘッドの南西部は昔、小さな村があった。
そこは属性関係なく全てのチャオがすんでいた。
ミヒューやゼノンもそこにすんでいたらしい。
しかしその村はダークチャオが住んでいる。
これが原因で村の経済状況は危ない状況になった。
そこで村民はダークチャオ達を追い払ってしまった。
もともとダークチャオだった、ミヒューは追い払われてしまい、
ゼノンはこれに反対したことによって一緒に追い払われてしまった。
追い払われた民達は自殺するチャオまで現れた。
ゼノンとミヒューはある日加輝く宝石を見つけた。
CHAoエメラルドである。
ミヒュー 「アタイらはそれを使って全チャオを滅ぼす計画をたてたノサ」
ユーロ 「じゃあ何故金庫なんかを狙う。」
ミヒュー 「あそこは金とは縁の無いところナノサ」
ゼノン 「危険兵器保管場所…これが本名だ」
ミヒューはCHAOエメラルドを取り出した。
ミヒュー 「前戦争時、ここには兵器が置かれた。それがそのまましまってある。」
ゼノン 「今のグランドヘッドも民は存在すら知らないがな」
リリー 「それを…頂くの?」
ミヒュー 「そう、そしてチャオを滅ぼすノサ」
ユーロは構えた。いつきても可笑しくないように。
同時に他の奴も構えた。
ミヒュー 「アンタ等とはつき合ってられないノサ」
そういうと煙り玉を投げ消えた。
ユーロ 「ちっ、逃がしたか」
続く