11話 ~フェリルVSリリー~

あらすじ
 1回戦目、チャックンが敗れ敵チームの強さを実感したプラム達。
 次は2回戦目、フェリルの出番、
 チーム・ユーロを打ち砕けるのであろうか・・


フェリル 「チャックンのためにも・・勝つ!」

フェリルはリング上に登っていった。

??? 「あなたが敵かしら?」

チーム・ユーロの1匹が話し掛ける。

フェリル 「あなたがお相手?」
???  「そう、私はリリー、貴女を倒す女」
フェリル 「あ、そう。返り討ちにしてあげるわ」

審判は2匹を指定位置につかせ、
大きく息をすった。

審判 「それでは・・・スタートォ!!」

ピィィィィィィィ・・

フェリル 「いくわよ、フェルネイド!」

フェリリルはフェルネイドに乗り込み剣を何本か構えた。

フェリル 「トルネードソード」

剣は発射されたが・・

リリー 「それが貴女の精一杯?」

リリーは、玩具の剣を打たれたような顔をしている。
剣は確かに当たっていたはずなのにはるか遠くの壁に当たっている。

リリー 「それでは私も・・」
フェリル 「剣を全て弾いたの!?」

リリーは何か取りだし、リング中央へ投げた。
ドォォォン・・
爆発音が聞こえ砂埃が立った。
砂埃は晴れフェリルが目をあけた瞬間、
目の前にはフェルネイドが倒れていた。
フェルネイドの腹に剣が刺さっていた。

フェリル 「仕込剣?」

あの爆弾には仕込剣が刺さっていたのである。

リリー  「いまのはパイレーツ・クラッシュ・・爆弾よ」
フェリル 「パイレーツ・クラッシュ?あの海賊専用、他戦艦・爆撃用爆弾の?」
リリー  「海賊・・その言葉を口にしないで」
フェリル 「?」
リリー  「これを見なさい」

右目に掛かっていた布を取るとなんと、目がないではないか。

リリー  「これは私が海賊時代、ある巨大な嵐によって負った傷・・」
フェリル 「2年前あった、巨大嵐ね」
リリー  「そう、そして私達、海賊は嵐によって皆バラバラになった」

リリーはバックからボロボロの写真を取りだすと言った。

リリー 「私の兄も・・どこかへ・・」

リリーは膝まずき泣き出してしまった。
しかし立ち上がり独り言のように言った。

リリー 「だから、有名になって兄を探す」

フェリル 「そう・・だからといって負はしない」
リリー  「分かってるわ・・だからこそ・・・本気で挑む!」

途端にリリーは、腕の輪を外した。

フェリル 「何?」
リリー  「・・・・・」

リリーは無言で指さすと奥の壁がぶち壊れた。

フェリル 「何?このパワー!、すごすぎよ」
リリー  「・・・混沌電流死竜砲」

と、雷が放たれ竜の様なものがフェリルを直撃した。
ジジジジジ・・ドォォォォォォ・・

フェリル 「ん・・くぅ・・」
リリー  「最後・・リミッタース・アルテルス」

爆弾が投げられ巨大な爆風が周囲をとんだ。
ボオオォォォォォォォォォォォォォォォ・・
砂煙が立った。
リングには大きな穴があいている。

リリー  「終わった・・」
???  「まだよ・・」
リリー  「!?」
フェリル 「私はまだくたばってはいない」
リリー  「・・・どこ?」

フェリルの声がリングいっぱいに広がる。

フェリル 「さぁね~」

と、リリーは後ろに足音が聞こえた。

フェリル 「下よ」

リリーは下から現れたフェリルに吃驚して動けない。

リリー 「何故?」

フェリル 「後で話すわ、トルネードソード」

リリー 「く・・」

リリーは交わすことができなく倒れた。

フェリル 「貴女の開けたいろんな穴、そこに隠れていればあんな爆弾大丈夫よ」

説明:リリーは穴を爆弾や雷で開けてしまった。
   そこにフェリルははいって巨大爆弾を回避した。
   フェリルを見失ったリリーの後ろの穴からでてきた。

フェリル 「作戦成功w」
審判   「・・・フェリルの勝利」
観客   「わぁぁぁぁぁ」

フェリルはベンチに歩いていった。

プラム    「良かったな、フェリルが勝てて」
フェリル   「あんな奴口ほどにもないわ」
ロンチャオ  「強がるな」
ティカチャル 「次はロンチャオさんの番ですよ」

ロンチャオ  「ああ、分かっている」

そういうと歩いていってしまった。

1-1、両者引き分け・・どうなるか。

続く・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第94号
ページ番号
11 / 20
この作品について
タイトル
レジェンド・チャオ・バトル
作者
忍者(まるまる)
初回掲載
週刊チャオ第89号
最終掲載
週刊チャオ第107号
連載期間
約4ヵ月7日