第三十三話『ココロの想い』

コドウはカオスエメラルドを取り出す

コドウ「ココロぉ・・・頼むぞ!解放!!」

コドウはカオスエメラルドを前につきだし、カオスエメラルドの力を解放する。するとカオスエメラルドが光りだす

ココロ「(・・・無理だよ・・・僕には・・・)」

烏丸「ぐっ・・・なんだァ!?」

コドウは目をつぶる

コドウ「(頼む・・・ココロ・・・!)覚醒!!」

すると周りを光が包み込む

烏丸「ぐっ・・・」

騎龍「やったか!?」

そして光が晴れる

コドウ「・・・くそぉ・・・」

コドウの後ろにはさっきいなくなったチャオ達がいた。そして・・・ココロがいた

騎龍「くそっ!ここまでか・・・!」

コドウはカオスエメラルドをしまう
するとチャオ達がコドウ達をスルーして騎龍達に向かっていく

騎龍「何!?・・・そうか・・・能力が・・・ぐあっ!!」

騎龍がチャオ達にかけていた縛はとうとう解けてしまった
するとチャオ達は動きだす

騎龍「舞!猛!」

騎龍はそういうと動けない舞と猛を家の屋根へ移動させる

猛「ぐっ・・・あい・・・つらは・・・・・どうすんだよ・・・」

猛は霧崎、光の事を気にかけていた

騎龍「だめだ・・・もう間に合わん・・・」

騎龍が諦めたそのとき、黒い人影が霧崎、光を騎龍達の場所へつれてくる
顔は逆光で見えない

「・・・・・」

その黒い人影は一瞬の間をあけどこかへ去っていった

騎龍「今のは・・・ってそんな事を気にしてる場合じゃない!」

チャオ達は家全体を揺らしている

烏丸はコドウ達へ向かっていく

烏丸「・・・笑わせるな・・・てめーなんざに鴉双爪は使わなくてよかったなぁ・・・・」

コドウとココロは何かを話している

コドウ「・・・ココロ・・・皆がピンチなのに何も思わねぇのか?」

ココロ「・・・怖いんだ・・・僕はいつ死ぬのかもわからない・・・あのときの事が・・・」

                        *

時は少し前に戻って鍛冶屋刀剣の地下・・・

コドウ「へぇ・・・騎龍冬志って言うのか・・・」

騎龍「そんな事を言ってる暇はない!さっさと覚醒しろ!こうやるんだ!見ておけ!」

騎龍はそういうとカオスエメラルドをつきだす

騎龍「解放!」

すると騎龍を光が包み込む

騎龍「覚醒!」

そして光が晴れる

コドウ「うん・・・?なんにも変わってないぞ・・・?」

騎龍「まぁ見ておけ、これがさっきと今の違いだ!!」

騎龍はそういうと右手に氷の気を溜める

騎龍「牙吹雪!!!!」

騎龍はそういうと前方に手から吹雪を出す
だがさっきとは違い、前の人達を吹き飛ばし、床を凍らせたのだ

コドウ「なっ!?・・・」

騎龍「さぁ、つったってんじゃねぇ!おめぇもやらねぇと俺等はここで死ぬ!」

コドウは少し黙った

コドウ「・・・・・・・・わかった、こうだな」

コドウはカオスエメラルドを前につきだす

コドウ「・・・解放!!」

コドウはカオスエメラルドの力を解放する

騎龍「よし!!・・・うん?」

なんと、コドウが覚醒している途中に大勢の人達が迫ってきたのだ

騎龍「ぐっ・・・まずい!おい!覚醒をやめ・・・」

コドウ「覚醒!!」

コドウを光がつつみこむ

刀を持った人達「うおおおおおおお!!!」

そして刀を持った人達が斬りかかってきたのだ

騎龍「くっ・・・牙吹雪!!!」

騎龍は牙吹雪をだす

コドウ「よし、かんりょ・・・」

コドウは光が晴れた瞬間に斬りつけられたのだ

騎龍「おい!・・・おい!!!くそ!!」

コドウの能力はいつのまにか解けていた

                        *

ココロ「この後はなんとか救われたけど・・・僕はあの時の斬りつけられた感覚がずっと残ってる・・・恐いんだ・・・」

コドウは少し黙る

ココロ「もう・・・駄目だ・・・」

ココロが泣き顔を見せると・・・

コドウ「もういい、お前には頼んねー」

コドウはそういうと一人烏丸につっこんでいった

烏丸「なめるな、そこまで俺も軟弱じゃねぇ!!」

烏丸はコドウを弾きとばす

コドウ「ぐはっ・・・」

コドウは地面に叩きつけられる
ココロはそれを見ている・・・泣きながら

コドウ「でもなぁ、俺はお前に立ち向かわなきゃいけねぇんだよ!!!」

コドウは素手で烏丸の顔面にパンチを打ち込む

烏丸「ぐぅ・・・」

だが烏丸は刀を振ってくる、その時

ココロ「能力を発動して!」

ココロが走ってきたのだ

コドウはその瞬間に能力を発動する。さらに・・・

コドウ「解放!!!覚醒!!!」

コドウは光に包まれる

烏丸「何・・・っ!?」

そして光が晴れた時・・・

コドウ「覚醒・・・完了だ・・・」

覚醒したコドウがそこに立っていた!

このページについて
掲載号
週刊チャオ第254号
ページ番号
33 / 45
この作品について
タイトル
KODOU
作者
DX(DXチャオ)
初回掲載
週刊チャオ第229号
最終掲載
週刊チャオ第273号
連載期間
約10ヵ月5日